理解しておくべきブランディングの役割と基礎知識

「ブランディング」、ビジネスマンであるなら必ず聞いたことのあるこの言葉ですが、いったいどれほどの方がこのブランディングについてしっかりと理解しているでしょうか。

ブランディングと言えば、大企業が行うものと思われがちですが、実際はそうではなく、中小企業だからこそ、ブランディングを行う事で他社と差別化を図ると共にあなたのビジネスにとってとても有意義な施策となります。今回はこのブランディングについて解説していきます。

ブランディングとは

ブランディングとは、「企業側とユーザー側との間のイメージを共通させること」「ユーザーに共通するイメージ持たせること」を指します。ブランディングをする事で「〇〇と言えば◆◆、というように」イメージをつけるための戦略です。

また、ブランディングを行う範囲は企業全体から一つの商品やそのシリーズなど幅広く設定できます。商品自体は知っていても、その商品を取り扱っている会社は全く知らないといった状態が生じるのはこの為です。

名前やロゴ、キャッチコピーやプロダクトデザインなどは全て、ブランドに対して共通のイメージを持たせること=ブランディングとなります。

そもそもブランドは自分の飼っている家畜とその他の家畜を区別する為に、家畜耳や体に焼き印を押したり、製造元や所有者が分かるように酒樽に焼き印を押していたことから始まります。

ちなみにbrand(ブランド)は英語で焼き印を押す=「burned(バーンド)」からが起源と言われています。

ブランディングの役割

では現代においてこのブランディングにはどういった役割がいるのでしょうか。ユーザー側、企業側それぞれの役割を順にみていきましょう。

ブランドという言葉を聞くと、すぐにイメージ出来るものとして「高級バッグ」や「高級腕時計」などがあります。

ルイ・ヴィトンやエルメス、クロエなどのバッグ(女性)やパテック・フィリップやウブロなどの腕時計(メンズ)が分かりやすいでしょうか。

これらのブランドにはモデルによって値段に幅がありますが、少なからず決して安いものではありません。

例えば、ただ腕時計が必要であれば、数千円からでも購入できるのに対し、数十万、数百万をだしてこれらのような高級ブランドの腕時計を購入する方が世界中には数多くいます。これらのブランドそのものに価値を感じているからです。

ブランドの価値を高め、それを世の中に広めるブランディング戦略を行う事で、その価値を認め欲しがるユーザーが集まってくる仕組みです。

これまで挙げたようなブランドは高額なものばかりですが、「ブランド=高いもの」とは限りません。

例えば、反対に低価格のもので挙げるとすれば「マクドナルド」もあります。

ハンバーガーを食べに行こうと考えた時に、「ハンバーガー屋に行こう」と思う人と「マクドナルドに行こう」と思う人がいます。

この後者は、一部のユーザーに対して「ハンバーガーを食べる=マクドナルド」というマクドナルドの様々なブランディングの結果がもたらしています。

ユーザー側のブランドの役割

それではユーザーのとってブランドの役割にはどのようなものがあるのでしょうか。例を挙げながら解説していきます。

1.ブランドのイメージを自分に重ねる「意味付け」として

・高いステータスを得る為にヴィトンのバッグを持つ

・お金持ちに見られたくてウブロの時計を身に付ける

2.購入コストや提供までの時間の削減する「識別」として

・ハンバーガーを食べる=マクドナルドに行く

3.購買リスクの軽減やリスクを回避する「品質保証」として

・〇〇製のものを買おう

企業側のブランドの役割

一方私たち企業側のブランドには以下の様な役割があります。

1.市場での差別化ができる

持っていてスタイリッシュなパソコン「Mac」

2.商品やサービスに信頼を得て、繰り返し購入してもらい長期的な売上を確保できる

無料で基礎化粧品を試す事ができ、良かったから本商品を買う「ドモホルンリンクル」

3.広告に頼らず知名度を上げ、高い利益率の確保

「スターバックス」はCMを一切しない事で有名

4.同業他社と比べて高い価格で利益を増加させる

「三ツ星レストランの料理」や「スターバックスのコーヒー」他社と比べて高額だとはわかっていても繰り返し購入する

ブランディングを行う事でのメリット

それでは、これまでに挙げたようなブランディングを行う企業にはどのようなメリットが得られるのでしょうか。

差別化による優位性と利益増加

企業側の役割で挙げたように同業他社と比べて差別化が出来る為、ブランディングの効果があるほど優位に立つことができます。パソコンなら何でも良いというユーザーもいるとは思いますが、パソコンならMacでないとダメだと思うユーザーを囲い込むことができます。

更に、ブランディングで得た信頼やファン化が進んだユーザーは価格をそこまで問題としていない為、他社と比べて高額であっても購入します。更に同ブランド内でリピートする確率が高い為、利益が増加に繋がっていきます。

またこれを繰り返す事により、これまで企業の存在を知らなかった客層にも認知されていきますので、見込み客の拡大へと繋がっていきます。

企業イメージの向上と取引時の優位性

ブラディングで得られた企業イメージを元に優秀な人材が転職を希望してきたり、状況によっては引き抜くこともあるでしょう。

これによって人材獲得に費やすコストも削減する事が可能となってきます。

また、企業イメージが広がる事でこれまで関わりのなかった取引先からもオファーが来るといったケースも出てきます。取引先の拡大により、生産コスト削減の可能性や新たなサービスの拡大のきっかけにもなります。

このサイクルができると、売上も向上し、利益の増加が見込める為、更に融資を追加する際にも有利になるでしょう。

ブランディングを行わない事でのデメリット

一方、これまでに挙げてきたブランディングを行わなければ、必ずと言ってよい程「価格競争」に巻き込まれてしまいます。

ブランディングがうまくいった他社に並ぶには、他社より優位に立てるよう価格を下げて対抗してしまう状況つまりコモディティ化が進んでしまいます。(※コモディティ化とは市場参入時に、高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になる事)

更には、知名度が乏しい分、ウェブ広告などの広告費も多くの費用を費やさなければいけない事も出てくることでしょう。

その結果、同業他社と比べて利益は下がってしまいますので、それを回避する為にその他のコストを削減、見直して利益を確保しようという働きが生じます。

ブランディングを行わない企業の多くは、この状態に陥った時マーケティングに費やす予算を減らしていきます。そうすることで、今度は見込み客へアプローチする力は落ちてきます。

同時にブランディングがうまくいった競合他社は市場のシェアを拡大して行きます。こうして、ブランディングを行わない事で、完全に「負のサイクル」へと陥ってしまうのです。

この様な負のサイクルに陥らない為にもブランドによって顧客を呼び、顧客が離れていかないようにする為にもブランディングはビジネスにとって必要なものだとわかる事でしょう。

いかがでしたか。ブランディングがいかに重要な事であるか、そしてブランディングを行う事でのメリット並びに行わない事であなたのビジネスにとって不利益な事が理解できましたでしょうか。

次回の記事では、ブランドを構成する要素やブランディングの手順などを解説していきますので、今回の記事の内容を踏まえたうえで、次のステップへと移っていきましょう。

 

 

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林九太

店舗経営者の売上・利益アップに直結するためのマーケティングと動線設計が得意。1つの集客アイテムに特化させるのではなく、店舗がすでに利用している販促アイテムの効果を最大化するための戦略からスマートフォン集客、リピートの仕組み化、客単価を上げるための価値戦略、心理学を用いたメニューのプライシング設定、カメラ技術に売れる文章などトータルで改善をサポート。店舗の売上アップが自然とできるためのベルトコンベアを作り上げ、利益が倍々に増える繁盛店が続出。集客改善のサポート業種も豊富である。 【クライアントに成果】を信条に、とにかく結果にフォーカスした実践的な内容のコンサルが得意。