検索結果や広告からの流入ページとして作成するランディングページ。
ランディングページとは、ホームページ内で作成しているサービスページやその下位ページ(ワードプレスで言う固定ページ)、ブログなどのコンテンツと若干異なり、主にコンバージョンさせるためのページを指します。
今回はランディングページについて、そしてランディングページの最適化(LPO)について解説します。
目次
ランディングぺージとは
まずはランディングページについてもう一度正しく理解しておきましょう。
冒頭で触れた「若干異なる」と述べたのには訳があります。そもそもランディングページとは見込み客が検索したキーワードに対してコンテンツや広告をクリックして訪れるページを指します。
広告を出稿する際は広告専用のランディングページを作成することがほとんどですが、広告でなくともランディングページとしての役割を果たすためのページを作成しても構いません。
言い換えると、あなたのホームページが全てランディングページのように作成しておけば、ユーザーがどのページに訪れてもコンバージョンを発生する可能性は高くなります。
ここでいうコンバージョンとは、「購入」や「WEB予約」「電話する」「お問い合わせ」「資料請求」「資料ダウンロード」などそれぞれ定めた成約を指しています。
検索して訪れたページや広告クリック後のページを最適化することでコンバージョン率を高め、あなたの利益になるよう改善することが重要になっていきます。
ランディングページ最適化(LPO)が重要なわけ
ランディングページ最適化(LPO=Landing Page Optimization)はなぜ重要なのか。
広告のクリックないし検索で訪れたユーザーの意図と異なり魅力的ではない内容が表示されていたり、見にくい、わかりにくい、ページが重く表示速度が遅いなどのページはあなたにとって大きな機会損失となります。
また、広告であれば無駄な広告費の発生にも繋がり、あなたの利益を削ってしまいます。
これらを防ぎ、よりコンバージョン率を高めるためにもランディングページ最適化(LPO)は私たち含めマーケティング担当者にとって非常に重要なのです。
最適化することで売上が増加する
1つ例を挙げてみましょう。
ライディングページに訪れるユーザーが1000人、そのうちの2%が2000円の購入してくれる場合
1000×0.02×2000=40000円
ランディングページを最適化して購入率が2%から3%に改善することができれば、もし同じアクセス数であっても売上が上がるのは一目瞭然です。
1000×0.03×2000円=60000円
ここでは仮に数字を提示しましたが、アクセス数、購入率、客単価を30%ずつ向上させることができれば売上が倍増することも決して不可能ではありません。
見込み客の獲得ができる
あなたが定めるランディングページのコンバージョンが見込み客の獲得であれば、ランディングページの最適化(LPO)を行なえば、いままで以上に見込み客を獲得し、今後の売上を上げるためのベースアップを図ることも可能です。
予約数を増加させることができる
また、予約して来店、予約して購入などのコンバージョンを定めた際も同じです。
ランディングページの最適化(LPO)を行うことで予約数を増やすこともできます。
コスト削減に繋がる
リスティング広告を用いて集客し、その着地点であるランディングページを作成するのが一般的な方法ですが、先程挙げたように、購入率を上げることができれば、広告費を押さえながらも売上を上げることができます。
これがランディングページ最適化(LPO)の醍醐味です。
ランディングページのメリット
通常のWEBページとは異なり、ランディングページには様々なメリットがあります。
メリットを理解して、なぜランディングページが必要なのか、そして重要なのかをいま一度確認しましょう。
ユーザーが必要としている情報を1ページで見せることができる
まずランディングページの特徴とも言える1ページ集約型であるということです。
ホームページにはトップページ、サービスページ、ブログなどのコンテンツ、会社概要、お問い合わせページなど様々なページで構成されています。
検索結果や広告をクリックしてトップページに着地した場合、必ずしもユーザーが必要としている情報やサービスまでたどり着かない場合もあります。
ランディングページなら、見込み客が欲しがる情報を1ページにまとめ、的確に提供することができます。
あなたが考える理想的な順序で情報を提供できる
通常のページではニーズを高めるコンテンツ、ウォンツを高めるコンテンツ、信頼性を高めるコンテンツなどホームページ上に公開しているコンテンツをあなたが読んで欲しい順に読むとは限りません。
しかし、ランディングページは縦長で完結、しかもあなたが読んで欲しい順に構成できるため、見込み客が検索したキーワードからより高い確率で成約までたどり着くことができます。
離脱率が少ない
通常のページをあらためて見てみましょう。上部には各カテゴリーのメニュー、サイドバーにもアクセスのランキングやLINE公式化カウント、SNSのバナーなど様々な誘惑があるため、ページから離脱する要素はたくさんあります。
ランディングページを作成する際、基本的に1カラムでの構成のため、離脱する要素が少なく問題提起から適度な煽り、解決策の提示、特典などの提示、アクションボタンなど成約までスムーズに誘導することが可能です。
豊富且つ柔軟なデザイン性
これは通常のページでも可能ではありますが、ランディングページでも豊富且つ柔軟なデザインを行うことができます。
ターゲットに合わせた雰囲気、画像中心によりわかりやすくイメージさせるデザインなど自由自在です。
ランディングページのデメリット
一方、ランディングページにもデメリットは存在します。
ランディングページを作成する際は以下のデメリットを充分に理解した上で、企画、作成を行うようにしましょう。
作成に時間がかかる
1ページで成約まで完結させるページのため、通常のページよりもかなり絞りきったターゲッティングが必要になります。
また、通常のページよりも画像によるものが多いため、テキストコンテンツに比べて作成に時間を要します。
デザインコストがかかる
テキスト中心のページと異なり、ランディングページはバナーやコンバージョンボタンのデザイン、作成、セールスコピーライティング、などより高いスキルを要します。(もちろんテキストに中心のコンテンツもスキルは必要ですが)
あなたの会社や店でマーケティングを担当している方のスキルによっては外注を検討する場合もあるでしょう。
SEOには弱い
ランディングページは画像を中心としたデザインが多くなる分、SEOには不向きです。
リスティング広告用に作成する場合はそもそもGoogleにクロールさせず、ホームページの他のコンテンツのSEOの邪魔をしないようにする場合がほとんどです。
直帰率が高くなる
メリットでは離脱率が低くなることをお伝えしましたが、デメリットとして挙げるとすれば直帰率が高くなることです。
ランディングページでは他のページへの誘導を一切行わないため、自ずと直帰率は高くなってしまいます。
ですが、それでもコンバージョン率や売上が上がるのであれば、そこまで懸念するほどでもないかとは思います。
最後に
ランディングページとは何か、どんな役割を果たし、どんなメリットやデメリットがあるかは理解できましたか?
そして、ラインディングページを最適化(LPO)を行うことで、得られるのは売上だけでなく広告コストが下がり、利益率の向上も期待できます。
PDCAを繰り返し、最適化を行なえば、あとは広告費を増やせば増やす程売上、利益が上がる仕組みが出来上がります。
インターネットが普及しているこの世の中だからこそ、的確にターゲットを囲い込み、他社よりも一歩先に進んでより繁盛するためにもランディングページは必要な施策と言えます。
自分で作成するためのランディングページ基礎テキスト
- ランディングページが必要ではあるものの、そもそも作り方がわからない
- ランディングページ?セールスコピー?上司に言われたもののこれらの言葉を初めて聞いた
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