SEO対策やコンテンツマーケティングを行っている方なら一度は聞いたことがある「検索意図」。
この検索意図の意味や分類方法、調べ方を理解することで、あなたが現在行っているSEO対策や作成するコンテンツの材料として大いに役立ちます。
自社の商品やサービスを1人でも多くの方に知ってもらい、購入してもらうために日々老欲を費やしているそのマーケティング施策がより効果を発揮できるよう、ぜひこの機械に検索意図とは何か理解しておくことが大切です。
目次
検索意図とは
検索意図とはGoogleなどの検索エンジンを利用して入力している検索キーワード(クエリ)の目的を指します。
つまり、ユーザーは何のためにそのキーワードを入力しているのか?ということです。
検索キーワードにはいくつかの種類に分類することができ、その目的も様々です。
ユーザーが使用するキーワードの目的を理解することで、何のためにその検索を行い、どういった行動を取りたいのかが浮かび上がってきます。
検索意図の重要性
ではなぜユーザーの検索意図を理解すべきなのでしょうか。
検索意図を理解すると以下に役立ちます。
- キーワード選定時の効率化を図ることができる
- コンテンツ作成のプランニング、内容に反映することができる
- 検索エンジンの仕組みを理解することができる
言い換えれば、これらを手に入れることで「見込み客との接触する機会」を得ることも可能です。
検索意図の分類
ユーザーの検索意図は様々ですが、大きく3つに分類することができます。
- 取引型クエリーDoクエリ、Buyクエリ
- 情報収集型クエリーKnowクエリ
- 案内型クエリーGoクエリ
取引型クエリと例
取引型のクエリとは、ユーザーが「何かをしたい」という意図が含まれているクエリです。
取引型の行動、クエリ例には以下のようなものがあります。
- 会員登録する(〇〇 会員登録)
- ダウンロードする(〇〇 ダウンロード)
- 動画を視聴する(〇〇の方法 動画)
- 資料を請求する(ホームページ製作 資料請求)
- 商品やサービスを購入する (〇〇 通販、〇〇 お取り寄せ、〇〇 テイクアウト、〇〇 購入、〇〇 申し込み)など
これらユーザーが何かをしたいという意図が含まれるクエリを「Doクエリ」とも呼び、その中でも購入したいという意図が含まれるクエリを「Buyクエリ」とも呼びます。
情報収集型クエリと例
情報収集型クエリとは、ユーザーの悩みや疑問を解決したい、情報を知りたいという意図が含まれているクエリです。
情報収集型の行動、クエリ例には以下のようなものがあります。
- 方法を知りたい(〇〇 集客方法 、〇〇 レシピ、〇〇 作り方、〇〇 落とし方)
- 値段を知りたい(〇〇 価格、 〇〇 相場)
- 状態を知りたい(〇〇 天気、〇〇 気温、〇〇 時差、〇〇 長さ、〇〇 待ち時間)など
これらユーザーが何かの情報を集めて知りたいという意図が含まれるクエリを「Knowクエリ」とも呼びます。
案内型クエリと例
案内型クエリとは、何か定まった意図がある場合のクエリです。
案内型の行動、クエリ例には以下のようなものがあります。
- 特定のサイトやページを訪れる(〇〇 お問い合わせ、〇〇 ログイン、〇〇 お問い合わせフォーム、公式サイトの名指し検索)など
これらユーザーが何か定まった意図があるクエリを「Goクエリ」とも呼びます。
複数の検索意図を持つクエリも存在する
大きく3つに分類することができますが、必ずしもそうでない場合もあるということを覚えておきましょう。
例えば「月見バーガー」とだけユーザーが検索した場合は、必ずしもどれか1つに分類できません。
月見バーガーの発売日を知りたい意図を持つ情報収集型の場合もあれば、月見バーガーを購入する意図を持つ取引型の場合もあります。
特に単一クエリの場合は、特定のタイプに分類できないこともありますので、注意しておきたいところです。
検索意図を調べる方法
検索意図とは何か、分類してどんな種類のクエリがあるのかを理解したら、実際に検索意図を調べて調べてみましょう。
- Googleの検索窓にターゲットキーワードを入れて検索結果の上位コンテンツの内容を確認する
- 検索時のサジェストキーワードで確認する
- 関連キーワードを確認する
- ツールで確認する
Googleの検索窓にターゲットキーワードを入れて検索結果の上位コンテンツの内容を確認する
まずは、Googleの検索窓にターゲットキーワードを入れて検索結果の上位コンテンツの内容を確認してみましょう。
Googleの検索結果の上位に表示されているコンテンツ=検索したユーザーにとって有益な情報である可能性が高い=Googleが高く評価していると推測されます。
これらGoogleの上位に表示されているコンテンツにはどんな内容が記載されているか確認しましょう。
全てに目を通す必要はありません。目次を確認するだけでも良いので、検索意図に対する答えが何なのかを把握します。
また、どれほどのボリューム(文字数)になっているかも参考にする良いでしょう。
(※文字数が多い=良いコンテンツではなく、検索意図満たすためにはどれほどのボリュームになるかを確認する目的です。)
検索時のサジェストキーワードで確認する
サジェストとは、キーワードを入れると検索窓の下に一緒にいくつか表示されるキーワードです。
そもそも、Googleのサジェストは、検索ユーザーの利便性を考慮し、候補として表示する機能の1つです。
必ず検索意図と一致するわけではありませんが、もちろん検索意図となるキーワードが含まれている場合もあります。
サジェストに表示される=そのキーワードと一緒によく検索されていることを示しています。
検索意図のヒントにもなりますし、無料で調べることができますので、積極的に利用しましょう。
関連キーワードを確認する
Googleのサジェストとは別に、検索結果の中盤に検索したキーワードの関連キーワードが表示されます。
サジェストキーワードと関連キーワードの違いは、以下です。
サジェストキーワード:入力キーワード、過去に行った関連する検索、他のユーザーが検索するキーワードのデータに基づいて表示されるキーワード
関連キーワード:過去に他のユーザーが行った検索に基づき、Googleのアルゴリズムで自動的に表示されたキーワード
違いでも分かるように、関連キーワードは検索ユーザー本人のデータは反省されておらず、その他のユーザーの蓄積が関連していますので、サジェストよりも重要だと言えます。
ツールで確認する
これまではGoogleの画面で検索意図を調べましたが、ツールを用いて検索意図を調べることも可能です。
それぞれにリンクを付けていますので、各自確認してまずは使ってみてください。
これらのツールを利用して、キーワードを抽出し、自社が狙うターゲットキーワードに関連性の強いものだけを残し、全く関係のないキーワードを省きます。
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検索意図を読み取って自社のコンテンツに反映させる
検索意図の意味や役割、分類、調べ方は理解できましたか?
検索意図を理解し、ユーザーのお悩みの解決=自社の商品やサービスに近いほど収益性が高いコンテンツとなります。
それでは、自社の収益に直接繋がるコンテンツさえ作成し続ければよいのかと言えば、そうではありません。
間接的に関係するものもあれば、まだユーザー自体が解決策に気づいていない場合に、コンテンツによって気づかせることができる場合もあります。
ユーザーの検索意図を読み取り、自社のコンテンツによって解決することで、認知拡大や信頼度向上に繋げることも不可能ではありません。
ターゲットとなるユーザーのことを少しでも多く理解し、寄り添い、解決するコンテンツを計画的、継続的に作り続けることができるかがポイントとなります。