ホームページやブログのようなオウンドメディアを用いて、自社に見込み客や新規客の集客やリードナーチャリングを行うためのコンテンツの配信の際にも決して軽視はできないSEO対策。
現在では数多くの情報がWEB上にあり、検索上位に表示させることは簡単ではありません。しかし、検索上位に表示されることで顧客獲得からコスト削減まで様々な面でのメリットも多いため、WEB担当者において常に意識しておくことが大切です。
今回はSEO対策を自社で行っているWEB担当者向けに、数多くの対策の中でも「サイテーション」がもたらすSEO効果について解説していきます。
目次
サイテーションの意味と概要
まずはサイテーションとは何かについてから理解していきましょう。
サイテーションとは「引用や言及」という意味を持ちます。インターネット上(SEO)に関する点で挙げるとすれば、リンクは持たないものの、企業や店舗などの名前や住所、電話番号などが他のサイトから取り上げられることを指します。
サイテーションの例と違い
あくまでもこの繁盛マーケティングのサイトではなく他のサイトでの行動として、例を挙げてみましょう。
以下はサイテーションと呼ぶより、被リンクです。(この繁盛ブログでリンクを張ると内部リンクですが)
参考記事・参照元>>2019年のSEO対策としてWEB担当者が押さえておくべきポイント
次にサイテーションと呼ぶものは以下の場合です。
・他のサイトで繁盛マーケティングを紹介された。
例)飲食店やクリニック、サロン系ビジネスの集客やマーケティングに強い会社「繁盛マーケティング」さん
【名古屋OFFICE】
〒453-0038 愛知県名古屋市中村区猪之越町3-1-15
【岐阜OFFICE】
〒501-6019 岐阜県羽島郡岐南町みやまち1-218 プレジデントビル301号室
営業時間 平日10:00〜19:00(土日祝除く)
直通 050-3631-9191
会社(オフィス)所在地や連絡先などの紹介はあるものの、ホームページやブログのリンクは貼られていません。このような状態をサイテーションと呼びます。
サイテーションのSEO効果
私たちも含むWEB担当者はオウンドメディアを日々最適化して、1PVでも多く見込み客に露出し、そこから商品やサービスの購入に繋げたり、会社やブランドイメージを構築(ブランディング)をインターネット上で行います。
近年のGoogleはアップデートを頻繁に行うため、それに応じて改善や検証を繰り返すことが必要ではありますが、依然として重要視されるSEO対策の1つ「被リンク(外部リンク)数」があります。
先程挙げた例の様に、被リンクとサイテーションを比較すると、重要度は「被リンク」の方が高いのは確かです。
しかし、年々検索の質を上げるために行うGoogleアルゴリズムのアップデートでは、「検索品質評価」に重きを置いています。
いかにGoogleを使ってユーザーが検索して満足の行く情報を手に入れることができるか、問題解決ができるかという精度を上げるためです。
サイトにどれだけサイテーションがあるか、そしてポジティブなものかを評価の一部として検討し、Googleにフィードバックしていると考えられます。
被リンクの様にリンクが直接貼られていないものの、ユーザーのとって有益な情報であれば直接的、少なからず間接的にSEOに影響を与えるため、決して軽視はできません。
一方、サイトの悪評がサイテーションや被リンクで増えて信頼性が低くなると、Googleの評価も下がる可能性があります。
ネガティブよりもポジティブなサイテーションが増えるようにメディアを運営することが、SEO対策としても役立ちます。
サイテーションのメリット
サイテーションのメリットとしてこれまで挙げたSEOだけでなく、他にも大きく影響するものがあります。
それがMEOです。
MEOとは(Map Engine Optimizationの略)であり、MEO対策とは主にGoogle Mapに対するマップ検索エンジン最適化の事を指します。 Google Mapにおいて、自社サイトをGoogleで上位表示させるために行うSEO対策と同様に、自社サイトに最適な検索キーワードにて上位表示するために行う対策です。
サイテーションがもたらすMEO効果
サイテーションがSEOに直接、少なからずも間接的に影響を与えるに対し、Googleマップの検索に上位表示されるための対策であるMEO対策においては非常に影響を与えます。
MEOの要素の1つであるサイテーションの良い影響を受けるために行うべきことは以下があります。
・Googleマイビジネスへの登録
関連記事>>無料で店舗や企業をPRできるGoogleマイビジネスの登録と使い方
・あなたのビジネスの詳細(会社・店舗名、住所、電話番号、サイトURL)
・口コミ(間接的)
他にも上位表示させるために行う対策は多くありますが、これらは最低限行うべき対策ですので、必ず登録しておきましょう。
関連記事>>Googleマップの検索順位の基準を理解してGoogleマイビジネスを最適化(MEO対策)
ホームページ、ブログ、Googleマイビジネス、SNSなどあなたのビジネスに関する情報、魅力、利用者にもたらすベネフィットをユーザーに提示することで、サイテーションされる機会を増やしましょう。
ポジティブなサイテーションが増えることでサイトの評価が高まるだけに止まらず、サイト名や会社名、商品名での検索数が増える、信頼性が高まる、ブランディング効果が高まるなどたくさんのメリットを受けることができます。
サイテーションを増やす方法
サイテーションの意味や重要性が理解できたところで、このサイテーションを増やすためにはどの様な方法があるのかを知っておきましょう。
- 核となるホームページの質を上げる
- あなたのビジネスに関わるサービス全ての質を上げる
- SNSを用いて見込み客へ露出する
大きくはこの3つです。
核となるホームページの質を上げる
インターネット社会である現代のおいて、会社や店舗の商品、サービスの魅力を見込み客へ伝えるには、核となるホームページの質を上げることが必要です。
ホームページの質を上げる、つまり興味のある見込み客、既存客に対してあなたの取り扱うサービスの「ニーズ、ウォンツを高める」ために、見込み客が必要とする情報や問題解決、独自性、信憑性を高めることを指します。
サービスの内容や会社概要をただ提示しているだけでは、例えあなたやあなたの会社で働いている人は商品やサービスの魅力を充分に理解しているとしても、見込み客には残念ながらたいして伝わっていないものです。
ターゲット、キーワードの選定、検索意図から読み解き、それを受け入れ、解決する情報の提示する場所=ホームページにすることが重要です。
関連ページ>>繁盛マーケティングホームページ制作サービス
あなたのビジネスに関わるサービス全ての質を上げる
2つめはECサイト、ホームページなどのオンライン上、実店舗共に、あなたのビジネスに関わるサービス全ての質を上げることです。
そのためにも、あなたやあなたのサービスのファンである既存客の声に耳を傾け、改善することが必要です。
自分達だけが満足する独りよがりの展開ではなく、顧客、リピーターの声を聴き、販売、予約、問い合わせ、無料サービス、特典など全てにおいてCS(顧客満足度)を高めることでサイテーションを増やすことを目指します。
お客様の声を集める仕組み(アンケートや直接聞くヒアリングなど)を整えておくことを強くお勧めします。
SNSを用いて見込み客へ露出する
3つめはSNSを用いて見込み客へあなたやサービスの存在をアピールし、接点を増やします。
事前に見込み客のリサーチやフォロー、キャンペーン仕掛けるなどSNSを用いて1人でも多くの見込み客にアプローチしてサイテーションを増やす機会を作りましょう。
ただし、先述した「核となるホームページの質を上げる」「あなたのビジネスに関わるサービス全ての質を上げる」ことを最適化してから行うことをお勧めします。
SNSの特徴として、アカウントの開設や運用自体のハードルが低い分、すぐに始めることが可能です。
ですが、重要なのはSNSを経由してたどり着く先である受け皿である、「ホームページやブログなどのコンテンツが充実しているか」、「サービスの質を高めることがすでにできているか」です。
現在ではInstagram、Facebook、Twitterなど、またSNSではありませんが近年ではYouTubeなど様々なプラットフォームがあります。
これまで様々なジャンルのクライアントのSNSを拝見、コンサルティングしてきましたが、気軽に運用できる反面、やってはいるもののコンバージョン(予約、来店や購入、資料請求など各々掲げた到達地点)に至らないケースが増え、結果放置してしまう状態が多々見られます。
大きな原因としては「ターゲットやコンバージョンが不明確になっている」「各プラットフォームの特性、機能を理解しきれていない」「その先であるコンテンツが不十分なこと」が挙げられます。
SNSやYouTubeを用いて行うマーケティングのプランニングをしっかりと行い、PDCAサイクルを回していくことが重要です。
最後に。。。サイテーションの重要性やSEOに影響する理由、サイテーションを増やすために行う行動は理解でき増してでしょうか。
被リンクほどSEOに大きく影響を与えるまでにはいきませんが、サイテーションを増やすメリットは数多くあります。
そして解説した内容にも挙げているように、サーテーションがもたらすあなたビジネスへの恩恵を考えれば、いかに軽視できないことには違いありません。
1人でも多く、1PVでも多くあなたのサービスを届けられるよう、最適化すべき項目、それがサイテーションです。