ブログの役割とその必要性とは 理解して継続的な集客を目指す

ブログの役割

様々な集客方法が存在する中、業種によっては取り入れている方も多いブログによる集客。

ブログによる集客はいわゆるコンテンツマーケティングの1つに該当し、運用の仕方によっては低コストで見込み客の集客から、既存客のサービス購入に繋げることができるため非常に魅力的な施策と言えます。

今回はあらためて「ブログ」の役割とブログの必要性について解説していきます。

目次

ブログの役割

冒頭でも少し触れたように、ブログにはいくつかの大切な役割を持っています。

ストック型コンテンツによる継続的な流入

ブログによるコンテンツは他のSNSでの発信と異なり、たとえ新規投稿から時間が経過したとしても内容によっては絶えず読まれ続けるものとなります。

有益なコンテンツが多ければ多い程、様々な記事からの流入が見込まれます。

一方、SNSによるコンテンツの発信は、瞬発力や拡散力はあるもの一時的な場合が多く、コンテンツをストックするという点ではブログと比較してい劣ってしまいます。

コンテンツを積み重ね蓄積していくか、瞬間的に届けるかマーケティングの方針によって使い分けることが大切です。

ホームぺージのSEO対策とPVの底上げ

特にワードプレスでホームぺージを制作した方であればホームページ内にブログを併設している場合も多いでしょう。

ホームページだけの場合と、ブログを併設しているホームページを比較すると正しいSEO対策を理解している方であれば明らかに後者の方が有効的であることがわかるはずです。

実際にホームページだけ運用している場合、いつまでたってもページビューが増えない、伸びない、検索上位表示されないといった悩みが生じてきます。

ホームページだけの運用の場合によくある「コンテンツ量の不足」が主な原因です。

一方、ホームページ内にブログを併設している場合は、同じドメイン内に定期的に新たなコンテンツが追加されるため、それぞれのコンテンツからの流入が見込める他、継続して追加することでSE対策、そして全体のPVの底上げを図ることが可能となります。

複数記事でリードナーチャリング

以前の弊社の記事「見込み客に反応してもらうためのコンテンツの作り方」で解説したように、検索して情報を得ようとする見込み客は大きく4つのタイプに分けることができます。

①何かサービスを購入して問題を解決しようとするユーザー

②問題を解決するためにどのサービスを購入すべきか検討しているユーザー

③サービスは購入せず自身でできるだけコストをかけずに解決する方法はないかと探しているユーザー

④サービスは購入せず自身でより具体的な解決方法を得ようとするユーザー

これら4つのタイプのユーザーのうち、①や②のユーザーに自社のサービスを認知させる、検討してもらうことができるのもブログの役割の1つと言えます。

コンテンツを内部リンクで繋げ、購買意欲を高めた後にブログ内のセールスページやホームページ内のオプトインページへ誘導するといった段階的にセールスに繋げることができます。

③や④のユーザーはサービス購入までの距離が遠いですが、ブログやホームページのページビューへの貢献、自社の認知拡大としてブログのコンテンツが役に立ちます。

ブログ内のコンテンツ1つだけにとどまらず複数のコンテンツを通じて自社の認知拡大からニーズ、ウォンツの状態を高め、サービス購入まで引き上げるといったリードナーチャリングの1つとしての役割を果たします。

ブログの必要性

ブログの主な役割を理解した上で、ブログはそもそも必要なのか、そして必要な場合どんなビジネスジャンルが向いているのかについて解説します。

結論から申し上げると「必要である」と言い切れます。

インターネット1つで様々な情報を手に入れることができるようになった現代社会において、自社のサービスの認知、比較、検討、共有など消費者のどの行動であってもほとんどがインターネット上の情報によるものです。

インターネット上に自社の情報を公開している数が少なければその分、まだ自社のことを知らないユーザーに発見してもらう確率は大きく下がり、その分新たな見込み客の獲得機会から大きく遠のいてしまいます。

 

「じゃあSNSで良いのではないか?」

 

という声も聞こえてきそうですが、一概にはそうとも言えません。

自社がターゲットとしているユーザーが、運用しているSNSユーザーである割合はどのくらいあるでしょうか。

更には、見込み客のどれほどの割合が自身が普段使っているSNSで検索し、情報を手に入れているでしょうか。

それはあくまでもごくわずかな割合であり、大半はGoogleやYahoo!といった検索エンジンを用いて情報を手に入れることがほとんどです。

人によってはSNSで情報の一部を収集し、さらに二次検索で詳しい情報を手に入れるといった行動をとる方も多くいます。

SNSとブログのどちらが良いというより「お互いのメリットを活かして組み合わせて相乗効果を得る」と言った方が良いでしょう。

また、SNSだけでは文字数の限度があり、うまく表現できない場合もあるでしょう。

各SNSユーザーに対してSNSの投稿で入り口を作り、ブログのコンテンツへ誘導し認知拡大、サービス価値の向上、比較、検討、共有といった消費者行動を促す仕組みを作ることでより効率よく見込み客との接点を増やし、サービス購入までの導線を作ります。

情報が溢れている現代社会だからこそ、ただ流行っているから、または小手先のテクニックだけで自社サービスの情報提供や単調なセールスは見向きもされません。

時代に応じた情報提供の仕方と、見込み客ユーザーの行動を理解し、コンテンツを提供することが大切です。

ブログによるコンテンツマーケティング(集客)が適しているビジネスジャンル事例

ではどんなビジネスジャンルでブログによるコンテンツマーケティングが適しているのでしょうか。

結論から申し上げると大半のビジネスジャンルでブログによるコンテンツマーケティングが適していると言えます。

参考までのこれまでの事例をいくつか挙げて解説してみましょう。

①工務店やハウスメーカー・設計事務所

設計から施工、販売まで一貫して行うタイプもあれば、一部を外注するタイプなど現在では様々なタイプの業者が存在しますが、ターゲットがBtoCの場合の事例を紹介します。

ターゲットとする見込み客に有益なコンテンツとして以下があります。

  • 戸建ての相場
  • 戸建てで土地ありの場合の費用
  • 〇〇な戸建て事例(おしゃれな、個性的ななど)
  • 建売と注文住宅の違いや特徴(メリット・デメリット)
  • 戸建てと分譲マンションの違いや特徴
  • 住宅購入の際のおすすめ相談窓口(場所)
  • 住宅ローンについてのノウハウ

など、住宅を購入しよう(建てよう)と検討している見込み客に対しての悩みやわからないこと、知っておくべきこと、注意点などをコンテンツとして提供します。

これらに自社のサービスを提供するエリア名を加え、ターゲットを一定のエリアで絞り込む、地域性のある内容を盛り込む、購入までの購買意欲の高低などを考慮して絶えず作成していきました。

もちろんただ見込み客に有益なコンテンツを提供するだけでなく、見込み客を更に一歩内側に招き入れるべく、オプトインへの誘導、獲得したリストに対してリードナーチャリングを行う仕組み作りなど見込み客にアプローチすることから購入に至るまでの導線設計が非常に大切です。

>>見込み客を集客し顧客へ!必ず行うべきリードナーチャリングの計画の立て方

>>小規模会社でも取り入れるべきリードナーチャリングとニーズ例ウォンツ例

②ホテルや旅館などの宿泊施設

次に、ホテルや旅館などの宿泊施設の事例を紹介します。

これまでにお取引きしたクライアントの多くは地方のホテルや旅館などの宿泊施設です。

ブログによるコンテンツマーケティングを行う以前は大手宿泊系予約サイトへの登録のみ。

大手の資金力には対抗できず、結局は価格競争に巻き込まれ、利益は下がる一方でした。

そこでブログを用いてどうゆう風に見込み客にアプローチし、宿泊の予約へと繋げていったのかは以下のコンテンツの提供によるものです。

  • 近隣他社との比較
  • おすすめ(人気)宿泊施設(ホテル・旅館・民宿・ゲストハウス)
  • 駅近宿泊施設おすすめ〇選
  • 〇〇旅行で必ず行っておくべき観光スポット
  • 〇〇で行っておくべきグルメスポット(飲食店・カフェなど)
  • 〇〇でおすすめレンタカー会社〇選

など。

自社のことや宿泊施設に関するコンテンツだけでなく、エリアに訪れる、訪れた際に調べるであろう内容を先回りしてコンテンツとして提供し、見込み客との接点を図りました。

あるクライアントは、その後エリアの情報サイトとしてメディアサイトを成長させ、そこから純広告費や加盟店料を獲得して収益の幅を広げています。

またあるクライアントは他社と提携してサービスをパッケージ化した方もいらっしゃいます。

その他、法律事務所や不動産、結婚式場、ヨガやフィットネスジムなど様々なビジネスジャンルで「ブログ」を使ったコンテンツマーケティングを展開しています。

>>売上に直結する見込み客を集めるコンテンツマーケティングの例と魅力

ブログを集客ツールとしての役割を果たすために重要なポイントとコツ

数あるビジネスジャンルから、事例を簡単に紹介しましたが、これらどの企業、店舗でもただブログを書き続けた結果、集客できているわけではありません。

ブログを真の集客ツールとして活用するために重要なポイントとコツを理解したうえで、初めて可能となります。

SEOの知識と対策

まずは、ブログやホームページなど「検索エンジン」からの流入を目指すメディアにとって最重要とも言えるSEOの知識とその対策。

無知はもちろん、曖昧な知識のままブログで集客しようとするのは、ほぼ不可能といっても過言ではありません。

SEOを意識したライティング、効果的な見出しの活用、ユーザー、クローラー双方に利便的なサイト構造と内部リンク、被リンクの獲得など、様々な知識が必要です。

検索意図を理解したコンテンツプランニングとコンテンツ作成

また、ただSEOの知識を理解してコンテンツを作成するのではなく、本質である見込み客の検索意図を理解したコンテンツを作成するための計画、それに基づくコンテンツの作成も重要となります。

よくある失敗例として、途中からSEOばかりを意識しすぎるあまり、肝心なターゲットとなる見込み客のことを蔑ろにしたコンテンツばかりを作成したり、逆に検索意図とは全く関係のないコンテンツの作成を作成したりと(日記レベルやお知らせレベルのコンテンツは作成する必要すらありません)、せっかく人員と時間をかけるにも関わらず本来の目的から脱線することがあります。

こういった失敗を犯す原因は、ライティングする前にきちんとしたコンテンツプランニングを行っていないといった根本的な「怠り」から生まれます。

ブログで本気で見込み客を集客しようとお考えであれば、事前にプランニングを行うことはもちろん、定期的に開催するべきです。

コンテンツ毎の明確な役割の決定

作成したコンテンツは見込み客にどうしてほしいのか役割を持たせることもポイントと言えるでしょう。

すべてのコンテンツが事前に定めたコンバージョン(購入やお問い合わせ、資料請求など見込み客に行って欲しいアクション)を発生させるコンテンツとは限りません。

  • コンバージョンを発生させるコンテンツ
  • 自社や自社サービスの認知拡大を目的としてコンテンツ
  • 他社との違いや自社の魅力を伝えて選ばれるためのコンテンツ

など。

それぞれのコンテンツの役割を決めることも必要なことです。

継続と解析

ブログによる集客は中長期向けのマーケティング戦略の1つです。

たった数か月書き続けたところで、やっとスタート地点にたったくらいにしかなりません。

良質なコンテンツを作成し続けることは決して簡単ではありませんが、継続することでコンテンツのボリュームを増やし、ページビューを増やす結果、見込み客がアクションを起こす確率を上げていくイメージです。

また、ある程度コンテンツの量が増えてきたら、最低でも週に一度解析を行いましょう。

Googleが無償で提供しているGoogleアナリティクスやサーチコンソールは最低でも初期段階で設置をすませ、それらを用いて解析し、ブログ全体、各コンテンツの現状を把握するとともに、検証や改善、次のプランニングへと活かしましょう。

ブログを真の集客ツールへと成長させ継続的な集客力を身に着けよう

ビジネスとして活用するブログには本来、どんな役割を持っていて、なぜ必要なのかはご理解できましたか?

ブログを集客ツールへの成長させるために役割を理解し、優良且つ継続的なコンテンツをリリースし、1人でも多くの見込み客を獲得し、自社サービス購入へと繋げていきましょう。

弊社繁盛マーケンティングでは、今回解説したブログをはじめ、ホームページ、ランディングページ制作、集客改善コンサルティングなど、小さなビジネスからより大きな利益をもたらすための各種サービスを展開しています。

詳しくはお問い合わせ並びにサービスページをご確認ください。

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