売上を上げるために様々な施策を取り入れ、日々試行錯誤を繰り返す中、 どうしても売り上げに繋がらないとお困りの方はいませんか?
今回は見込み客を集める手段の一つコンテンツマーケティングを用いて、売上に直結するためには何をすべきかを紹介していきます。
目次
コンテンツマーケティングとは簡単に言うと
まずはコンテンツマーケティングとはどういったものを指すかについて理解していきましょう。
コンテンツマーケティングとは見込み客にとって有益な情報を提供し、 お問合せや資料請求など購入前のアクションを促したり、サービスの購入そのものを促すマーケティング施策の一つを指します。
コンテンツとは提供するすべての情報を指しており、それがホームページ上、 Instagram や Facebook などの SNS、 広告などのランニングページであっても同じです。
ではこのコンテンツを用いて売上に直結させるにはどのように行うべきかを具体的に解説していきましょう。
売上に直結する=見込み客の悩みを解決するコンテンツである
売上に直結するコンテンツとは見込み客の悩みを解決するコンテンツである、極論はこれです。
つまりあなたのサービスは何であれ、あなたのサービスを購入する可能性のある見込み客が悩んでいることを解決するサービス=あなたのサービスという着地点にいなければいけません。
その為にもまずは見込み客がどのようなことで悩んでいるかをリサーチしていくことが大切です。
理屈が簡単に例を挙げてみましょう。
サロンのコンテンツマーケティング例
仮に美容院を経営しているとして、コンテンツマーケティングを導入する際どのような内容を発信していかなければいけないのでしょうか。
まず美容院といえば、カット、パーマ、トリートメントなどの施術が主なサービスであり、売上として挙げられます。
それぞれのサービスに共通する鍵はもちろん「髪」。つまり見込み客が悩む髪に対する解決策をコンテンツとして発信することが重要になります。
髪の悩みといえば、ヘアスタイル自体や、スタイリング、うねりやくせといった髪質、白髪や薄毛など様々な問題を抱える見込み客が存在します。
これらに対して、 あなたの美容院でどういうことをして解決することができるか、具体的な内容をコンテンツに落とし込み、既に展開しているメディアやこれから取り入れるマーケティングに反映させなければいけません。
もちろんあなたが集めたい見込み客の属性、 提供することができるサービスによって異なると思いますので、それらに合わせたコンテンツを作成していきます。
大半の美容室のホームページや、登録しているヘアサロン系ポータルサイトでは、カットモデルを用いてヘアカタログ等を提示しています。
これらはもちろん基本的に行うべきコンテンツのひとつでありますが、これではあくまでも見込み客であるお客様側がイメージを膨らます作業という手間が増えてしまいます。
見込み客の捉え方によっては、カットモデルが可愛いからそう見えるだけで、私はこんなに可愛くならないのではないかという先入観を持つ方もいるでしょう。
もし従来のままのコンテンツをさらに掘り下げ、見込み客の悩みに響くコンテンツに帰るには、使用しているカットモデルの髪質や髪の悩みを提示して、それに対して私の美容室ではこのように解決できると言うプロセスを提示することがポイントです。
画像であれば施術前と施術後、さらに手術後の感想をいただくことでこれよりもコンテンツに厚みが出るでしょう。
また、 現在では特にカットしている状況の画像を撮り、各メディアに反映させることでより見込み客にとってわかりやすいコンテンツに仕上がります。
動画のコンテンツにすることで、最初の状態から徐々に変わる過程、仕上がりまでを一つの情報にまとめることができますので、見込み客にとってイメージしやすく、わかりやすい内容となるでしょう。
YouTube や Instagram、 Facebook ページ、 Twitter など、あなたの見込み客が普段利用しているメディアにおいて、キーワードやハッシュタグなど最適化した上で、投稿数を増やし、アカウント自体が見込み客の解決コンテンツとして成り立つような仕組みを作ることが大切です。
また、出演するスタイリスト、サロン自体のブランディングにもつながりますので、相乗効果も見込めます。
動画のコンテンツは静寂なコンテンツよりも情報量が多く、主張している見込み客に伝わりやすいため、見込み客の集客に悩んでいる方はぜひこの機会から取り入れてみることをお勧めします。
もちろん各メディアからホームページや予約ページの URL へ誘導し、コンテンツを視聴した見込み客が実際に来店するまでの動線を整えておくことは当然です。
コンテンツを用いてカットやパーマトリートメントなどあなたの美容室が提供可能なサービスと髪の悩みを持つ見込み客の解決方法としてあなたのサービスと直結させます。
これらの方法を用いれば美容院だけでなく、ネイルサロンやマッサージサロン、エステサロンなどの各種サロンビジネスに取り入れることが可能です。
参考にすべき美容院のコンテンツマーケティング例:XELHA様のスタイリスト個人のアカウント
リフォーム会社のコンテンツマーケティング例
次にジャンルを大きく変え、リフォーム会社におけるコンテンツマーケティングの例を挙げてみましょう。
今回はリフォーム会社や、リフォームを施工する工務店などリフォームに関わる事業者とリフォームに関する悩みを持つ見込み客との関係をコンテンツで解消することを目的とします。
リフォームを考えている見込み客の悩みとして
- どのリフォーム会社を利用したらよいか(特徴や選び方、得られる特典の比較)
- リフォームにはいくらかかるのか(相場や目安、他社との比較)
- お得にリフォームしたい(比較的安く施工できる会社、補助金の利用)
- リフォーム後のイメージ
- リフォームすることでのメリット・デメリット
といったコンテンツを用いて悩みに対しての解決方法=あなたのリフォーム会社や工務店という着地点にしなければいけません。
リフォーム会社や工務店の場合、行うことができる全てのサービスと、 近隣の同業他社との違い、施工実績、利用したお客様の声の提示で安心感を与えるなど、より詳しく提示するためホームページを開設することは必須でしょう。
また、ターゲットとするエリアに対して、リスティング広告を出稿し、そこから見込み客へアプローチする方法が即効性のある集客方法です。
もちろんリスティング広告に出稿する際のキーワードの選定、リフォームに関する悩み毎のランディングページの作成、無料お見積もりや資料請求、お問い合わせなど成果の着地点を複数用意し、それぞれの見込み客に応じたコンテンツを配信することをお勧めします。
参考にすべきコンテンツマーケティングの例:リノべる様
士業ビジネスのコンテンツマーケティング例
これまであげたコンテンツマーケティング例が有形のサービスに対し、士業のような無形サービスのコンテンツマーケティング例を挙げてみましょう。
士業といえど弁護士や税理士・会計士などの様々なサービスがありますが、これらのビジネスもやはり見込み客の悩みに対しての解決策=あなたのサービスという着地点に導かなければいけません。
また、士業を利用する見込み客の多くは、 解決策や相談先が弁護士や税理士などにたどり着かないケースも見られます。
特に士業の場合は展開できるサービスも広く、 見込み客の属性も幅広いのが特徴です。
弁護士であれば「債務整理」「遺産相続」「労働問題」や「交通事故」など大きなカテゴリーからさらに細分化しコンテンツに落とし込むことは無限大です。
税理士であれば「確定申告」「節税・納税」「相続税」「税務調査対応」のプロフェッショナルとして、問題解決に向けての解決策の提供は無限にあります。
ホームページ内に併設したブログによるコンテンツマーケティング、キーワードでのリスティング広告など、 双方からアプローチする方が良いでしょう。
それぞれの悩みに対して応じたコンテンツの作成はもちろん、「債務整理」「遺産相続」「離婚問題」「節税の仕方」「相続税」など完全ガイドのような、複数の記事を一つにまとめて大ボリュームにしたコンテンツを作成することも大切です。
その他、スカイプやズームなどを用いて、気軽に相談できる環境づくりを整えることで、見込み客が接触する際のハードルを低くし、コミュニケーション回数を増やすきっかけを生み出すこともできます。
施行に関しては特に法律が関係するため、必ず専門知識を持っている方が監修のもとコンテンツの作成を行いましょう。
参考にすべき法律事務所のコンテンツマーケティング>>リーガルモール様
ジムやヨガスタジオなどのコンテンツマーケティング例
スポーツジムやフィットネスジムなど健康維持や生活習慣の改善、ダイエットなど体に関する悩みを持つ見込み客に対して、解決する方法をコンテンツとして提供していきます。
自宅でできる簡単な運動の方法や、健康、体質改善のための食事に関するアドバイス、特定の部位に効果的なダイエット方法など提供するコンテンツは数多くあります。
一見、情報提供すると自分で全て行なってしまい、サービスを利用しないのではないかと不安に感じる方もいると思いますが、実際はその逆です。
コンテンツを通じて提供している会社や執筆している方そのもの、提供しているサービスの魅力をコンテンツに盛り込んでおくことで、あなたの会社やジム、トレーナーのブランディング(存在、知名度の拡大)、エリア名を組み合わせることで、近隣エリアの見込み客との接点を生むことができます。
また、ヨガスタジオのコンテンツの内容も同様に、ホームページやブログなどのオウンド名ディア、YouTubeやInstagramの投稿、ストーリーズなどで動画コンテンツの配信なども合せて行うことで、見込み客との接点を増やします。
サービス自体の選び方、初心者が陥りやすい問題点の解消、ウエアやシューズの選び方のような直接サービスに直結しないコンテンツの作成で、サービス購入までやや距離のある見込み客へのアプローチも充分効果的です。
参考にすべきヨガスタジオのコンテンツマーケティング例:HOME様
その他、アフィリエイト広告や地域に特化したブロガーの執筆など第三者にコンテンツを作成してもらうのも1つの手段でしょう。
コンテンツ作成時に理解しておきたい重要ポイント
簡単に各サービスの例を挙げてみましたが、それぞれサービスは異なれど、コンテンツを作成する際に理解しておくべき重要なポイントが1つだけあります。
それは・・・・
誰に向けて書くのかターゲットを明確にする
いくらコンテンツのボリュームが多く、充実したコンテンツであっても、「誰」に向けて書くかによって、その効果は大きく左右します。
見込み客の中にはサービス購入に最も近い「いますぐ客」から、お悩み客、そのうち客、まだまだ客など様々な状態の見込み客が含まれます。
それぞれの見込み客に向けたコンテンツを作成することで、より効果的なコンテンツマーケティングを行うことができます。
サービス購入から遠い位置の状態にいる見込み客に対してはそれぞれのどんな悩みを持っているか、そして、その見込み客が悩み解決のために検索時に用いるキーワードをリサーチしてコンテンツに繁栄させることがポイントです。
過去に見込み客に関する記事を作成していますので、合せてご参考ください。
>>見込み客の育成【いますぐ客】に何をどう伝えて商品を買ってもらうか
>>見込み客を集客し顧客へ!必ず行うべきリードナーチャリングの計画の立て方
適切な内容を適切な見込み客に提供することで売上に繋がるコンテンツマーケティング
情報社会である現代では、誰でもインターネット環境下であれば簡単に情報を手に入れることができます。
だからこそ、あなた自身が有益なコンテンツを見込み客に対して提供して、あなたの会社、サービスの魅力を伝え、その一部が購入する仕組みを整えていくことで、マーケティングからセールスまでの一連の仕組みを作ることが可能です。
コンテンツは、継続して積み重ねることで資産となり、売上に大きく貢献してくれるでしょう。