あなたが営んでいる飲食店が例え繁華街であっても、郊外、田舎のぽつんとある状態であっても、1人でも多くにお客様に来店して欲しいもの。
現在では様々な集客方法があるなか、Googleビジネスプロフィール（旧Googleマイビジネス）は実店舗で対人サービスである飲食店にとっては必須の集客方法です。
今回は、いまだに登録していない、登録しているがうまく活用できていないあなたに、Googleビジネスプロフィールで1人でも多くのお客様を集客するためのMEO対策について解説します。
目次
Googleビジネスプロフィールとは
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが無償で提供しているツールの1つであり、今回あなたが求めている「無料で集客」するにはピッタリの施策です。
また、通常の検索結果の位置よりも上部に表示されされるため、常に検索上位にいて手強いと感じる大手の同業他社サイトやSEOに強い食べログなどのポータルサイトよりも検索ユーザーの目に早くとまる可能性も高くなります。
その他、Googleで「エリア名＋ジャンル」や「近くの＋ジャンル」というキーワードを用いたユーザー、つまり検索意図が来店であるユーザーに対して表示できるため、あなたの飲食店への来店に繋げることも不可能ではありません。
MEO対策とは
MEOとは、Map Engine Optimization（マップエンジン最適化）の頭文字をとった略称であり、MEO対策とはあなたのGoogleビジネスプロフィール（旧Googleマイビジネス）を最適化し、検索上位表示を目指すための対策です。
GoogleビジネスプロフィールやMEO対策についてはすでに別記事でも解説していますので、アカウントの解説や登録方法、MEO対策の詳細は関連記事にてご確認下さい。
飲食店アカウントのGoogleビジネスプロフィールでは何をすべきか
GoogleビジネスプロフィールやMEO対策がどういうものかを理解したうえで本記事の本題に入りましょう。
「で、私は何をしたらよいのか？」
- あなたの飲食店がターゲットとして定めたユーザーが来店しやすくするような情報を網羅する
- あわよくばあなたのGoogleビジネスプロフィールをたまたま見かけた検索ユーザーがあなたの飲食店に来店したくなるような情報を網羅する
これら2つを兼ね備える情報をあなたのGoogleビジネスプロフィールに登録、定期的に更新し続けることがMEO対策となり、結果あなたの飲食店に集客することに繋がります。
ターゲットとして定めたユーザーが来店しやすくするような情報を網羅する
まずはあなたの飲食店のターゲットが明確であることが前提となります。
「うちは幅広いターゲットで・・・」というような集客できない方のターゲット設定は、設定していないのと同じです。
掲載すべき情報
- ビジネスカテゴリー（検索ユーザーのキーワードへの対策）
- 店の説明（何にこだわり、ウリにしている店なのか）
- 電話番号（直接電話予約やお問い合わせ客の対応）
- メニュー（言葉で表現するだけでなく画像がある方が伝わりやすい）
- ホームページや予約サイトのリンク（自社サイトや予約サイトへの誘導）
- 店舗所在地（場所が不明ならそもそも来るものも来ない）
- 営業時間（他 ランチやディナー、ハッピーアワー、テイクアウトなど）
- 外観、内観画像（店の雰囲気、テーブル席や個室、半個室の有無がわかるもの）
- 口コミ（高評価の口コミが多いほどMEO対策、実際に選ばれる理由にも繋がる）
- クーポンや特典（見込み客への来店ハードルを下げる）
- 最新情報（定期的に新しい情報を更新し続ける）
どれも当たり前の情報ですが、入力していない店も多くあります。
つまり、Googleビジネスプロフィールに入力できる情報を全て入力することだけでも、他の店より一歩先を行ける場合もあるということです。
全国的に見てもまだまだGoogleビジネスプロフィールの集客効果を軽視している店が多いため、当たり前のことをするだけでも集客に効果的です。（非常にオイシイ話ですね）
逆を言えば、これらの情報が不明であるほど、あなたのGoogleビジネスプロフィールのアカウントを見つけた検索ユーザーの来店機会を自ら失っていることを意味します。（非常にもったいない話ですね）
MEO対策に効果的な注力すべき更新内容
先述した掲載すべき情報を網羅することは大前提のうえ、更に継続的に注力すべき更新内容は以下の3つです。
- 口コミ
- クーポンや特典
- 最新情報
口コミ
飲食店を選ぶ際に検索ユーザーが欲しい情報の中で口コミが上位を占めていることはご存じでしょうか？
更に、レストランやカフェなどの飲食施設でどの口コミやレビューを参考にするかの調査（複数回答可）では「食べログ」54.5%、ついで「Googleビジネスプロフィール」44.5%、「ぐるなび」34.5%という結果があります。（2021年3月調べ）
この調査結果の中で、その2年前である2019年と比較し、1位の食べログは13.4%減少、2位のGoogleビジネスプロフィールは7.8%増加しています。
この結果からもGoogleビジネスプロフィールの口コミを軽視できないことが言えます。
もちろん良い口コミを増やすには、来店して頂いたお客様に満足して頂かなければいけませんし、その前にお客様にあなたのGoogleビジネスプロフィールに口コミをして頂かなければいけません。
最初に登録して、その後放置している飲食店とココで差が生まれ、検索結果の順位に影響してしまう箇所です。
- 来店時にLINE公式アカウントに登録してもらい、Googleビジネスプロフィールへの口コミのURLを送付して口コミを促す
- 口コミすることで次回来店時の特典を付ける
など対策はいくらでもあるので、口コミを増やすことに努めましょう。
口コミを頂く努力もせず、自然に口コミをしてもらおうという他力本願な思考自体、ビジネスの邪魔です。
また、ネガティブな口コミ＝店の改善点でもあります。
ありがたく受け止め、より良い店になるための大切な声ですので、悲観的にならずプラスに捉えましょう。
クーポンや特典
クーポンや特典はまだ来店したことがない見込み客の来店ハードルを下げて、来店しやすい状態を作る対策の1つです。
クーポンや特典1つで来店数が増えるのであれば無駄に高い広告を打つよりも費用対効果が良いのではないでしょうか。
ちまちまとセコく、魅力のないクーポンや特典を打ち出すより、まずは新規客を増やす意味でも、魅力的なものを提示しましょう。
最新情報
GoogleビジネスプロフィールのMEO対策において注力すべき項目でありながらもつい放置してしまう最新情報。
実はこの最新情報の定期的な更新が検索結果に影響していることにみなさん気づいていないようですね。
2022年に行われたGoogleのアップデートにもあるように、ユーザーファーストなコンテンツはGoogleが評価する大切な項目です。
理解すべきは「検索エンジンにとってのコンテンツ作成」ではなく「ユーザーにとってのコンテンツ作成」であることです。
また、古いコンテンツを更新することも大切ですが、定期的に新たなコンテンツを追加することも重要視するようになりました。
本記事で今回解説しているGoogleビジネスプロフィール、名前の通りGoogleが提供しているサービスです。
アルゴリズムを全て公表しているわけではありませんが、影響しないわけがありません。
では、このGoogleビジネスプロフィールの最新情報では、何を投稿すべきか？
- その名の通り、あなたの飲食店についての最新情報
- 投稿することであなたの飲食店が魅力的に思ってもらえるような情報（テキスト）と画像
- 最悪、メニュー画像だけでもその説明付きのもの
どんなことを投稿すれば良いかイマイチわからない方はInstagramで投稿している内容のようなものを投稿するのも良いでしょう。
また、ご自身も店に立っており、なかなか投稿することに時間を費やせないのであれば、せめて説明文を入れたメニュー画像を定期的に投稿し続けるだけでも、良い影響を及ぼします。（多くのお客様に来て欲しい、でも忙しいから投稿できない・・・かなり自己中心的な行動と思ってしまいますが。）
飲食店で無料で集客できるGoogleビジネスプロフィールは必ず取り入れるべき
集客コストはできる限り押さえたい、でも1人でも多くのお客様に来店して欲しいと願う欲張りなあなたに、Googleビジネスプロフィールは最適な集客方法です。
本記事で解説した基本情報と注目すべき3つの項目は随時更新することを必須として、ぜひ取り入れてみてください。
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