工務店やリフォーム会社が中長期の戦略として取り入れるべきブログ集客。
WEBマーケティングの知識が乏しい方にとっては何を書いたら良いのか迷ってしまう方も多いようです。
見込み客の集客のためのブログ集客において、的外れな記事作成は時間と労力の無駄となってしまいます。
今回は、時間をかけるなら着実に見込み客の集客に繋がるような記事作成を行う方法について解説していきます。
目次
工務店やリフォーム会社がブログで集客するためにターゲットを設定する
まずは着実に記事数を増やし、ブログで集客できるようになるための準備を行います。
アクセスが少ない、集客できない原因の多くはこの「ターゲット設定」の不明確さにあります。
ターゲット、つまり誰に向けての記事であるかをこのターゲット設定で明確にしていく作業です。
ターゲットが広すぎる、曖昧なターゲット設定は、的外れな記事の制作、あなたのサービスとは無関係なユーザーに届くなど、非効率となりますので、充分ご注意ください。
また、あなたの工務店やブログで見込み客の範囲をどこまでにするかによって作成する記事内容は異なります。
例えば、すでにあなたのエリアで注文住宅の購入を検討している方もいれば、そもそもまだ注文住宅を買うかどうかも決まっていない方、購入ではなくリフォームを検討している方など様々です。
あなたのブログで、どのターゲットまで拾うのか、ターゲット毎に提供すべき記事内容を決めていきます。
記事の内容を決めることが困難な方も、すでに決めることができている方も、より的確にしかもより有益な記事に仕上げるために、次のことを行っていきます。
工務店・リフォーム会社の見込み客を集めるためのブログ記事のキーワードを決める
記事内用を決める前に作成する記事タイトル、見出しに用いるキーワードを決めていきます。
ここでは以下のポイントを押さえながらキーワードを選びましょう。
記事のキーワードを決めるポイント
- 成約に近いキーワードを選ぶ
- あくまでも見込み客が利用するキーワードを用いる
- 届けるエリアを決める
①成約に近いキーワードを選ぶ
工務店やリフォーム会社のサービス購入に近いものから優先してキーワードを選びます。
ターゲットとなる見込み客成約に近い見込み客もいれば、いずれはと思っている見込み客、探しているがどの業者が良いのか選んでいる見込み客など様々です。
いずれは網羅しますが、ブログで本格的に集客を考えているのであれば、まずは成約に近い見込み客が検索時に利用するようなキーワードを用いて記事を作成していきましょう。
②あくまでも見込み客が利用するキーワードを用いる
社内に記事作成を行う方がいる場合に陥りやすい、誤ったキーワード選定。あくまでもキーワードを検索窓に入力して検索するのも見込み客ですし、記事を読んでもらうのも見込み客です。
例えば、「注文住宅」や「2×4工法」など業者側にとっては当たり前の言葉でも、実際見込み客が使うキーワードとしては適さない場合があります。
実際に「耐震 住宅 工務店」というキーワードを用いて検索する見込み客もいれば、「地震に強い家 工務店」と検索する見込み客もいます。
業者側が使うような専門用語のキーワードは避け、言い換えたキーワードを用いることが大切です。
③届けるエリアを決める
最後は届けるエリアはどこまでなのかによっても、記事制作に用いるキーワードが異なります。
もしあなたの工務店やリフォーム会社が広域にわたって支店や事業所を展開している場合や、エリア問わずサービスを利用できるのであれば構いませんが、小規模のエリアで展開している場合は、都道府県名、市町村名をキーワードに組み合わせて複合キーワードにすることで、そのエリア内でサービスを求める見込み客にアプローチします。
この際、会社名やホームページ、ブログといったSEOに強く影響する箇所にエリア名が入っている場合は、それらでカバーできるので、毎回記事タイトルにエリア名を入れなくても構いません。
また、エリアを絞りこむことで検索ボリュームは少なくなりますが、ブログの目的の一つである「あなたのエリアで購入する見込み客にアプローチできる」というメリットもあります。
数記事、数十記事といった少数の記事で簡単に集客できるほど甘くない現状に対して、着実に結果に繋げるための戦術にも繋がります。
工務店やリフォーム会社がブログで書くべき内容
さて、ターゲットやペルソナを設定し、キーワードの役割を正しく理解したら、実際にブログで書くべき内容について触れていきます。
キーワードの例を挙げて紹介していきましょう。
なお、エリアを組み合わせる場合、検索ボリュームやサジェストの内容は変動しますので、キーワード選定の際にご自身でGoogleキーワードプランナーなどで調べてください。
また、例として工務店を挙げましたが、リフォーム会社であっても考え方は同じです。
「工務店」をキーワードの軸にした場合
「工務店」をキーワードの軸にした場合、Googleのサジェストには以下のキーワードが出てきます。
- 工務店 英語
- 工務店 大手
- 工務店 坪単価
- 工務店 ランキング
- 工務店 倒産
- 工務店 デメリット
- 工務店 リフォーム
GoogleサジェストとはGoogle検索の予測変換を指し、ユーザーがそのキーワードで検索した際に一緒に検索される可能性が高いキーワードが表示されます。このキーワードをサジェストキーワードと呼びます。
サジェストキーワードで表示されるキーワードは、検索ボリュームが多いため、このサジェストキーワードの中でもあなたのサービスに関わるもの且つ、見込み客が検索時に利用しそうなもののみを利用します。
今回の「工務店」のサジェストキーワードのうち、実際に使えそうなものは「 大手」「坪単価」「ランキング」「デメリット」「リフォーム」あたりですね。
「工務店 大手」のキーワードで検索する中に含まれる見込み客
このキーワードで検索する中に含まれる見込み客には
- 大手の工務店と呼ばれるのはどこの工務店なのかを知りたい
- 大手工務店の特徴や中小規模の工務店との違いを知りたい
など、2語のキーワードのため他にもたくさんの見込み客、潜在顧客のニーズが含まれていると予想されます。
2語のキーワードのため、異なる目的の検索ユーザーも潜んでいるため、その中でもあなたのサービスに将来的に関係を持つユーザーにとって有益な記事内容をブログにしていきます。
まだまだ、書くべき内容の範囲が広いため、今度は「工務店 大手」のサジェストキーワードを調べてみましょう。
- 工務店 大手 比較
- 工務店 大手ハウスメーカー
- 工務店 大手 就職
- 工務店 大手ハウスメーカー 違い
- 工務店 大手 違い
- 工務店 大手ハウスメーカー 比較
- 工務店 大手 建築
- 工務店 大手 ランキング
- 大阪 工務店 大手
3語になると、以上のように、検索ユーザーの意図が以前より浮かび上がってきます。
「工務店 大手 比較」では中小規模の工務店と大手建設会社、工務店と比較して異なる点やメリット、デメリットを知りたいといった検索意図が予想されます。
工務店に頼むべきか、大手の企業に頼むべきかと悩んでいる見込み客が含まれています。
この見込み客に対して、工務店と比較して異なる点やメリット、デメリットなど知りたいであろう情報を提示すると共に、もしあなたの工務店が中小規模であれば、中小規模の工務店だからこそできる魅力やその中でも他社と異なるUSPを提示することで、あなたの工務店を見込み客の選択肢に入れてもらえるような記事内容に仕上げます。
関連キーワード取得ツールを用いて調べると、サジェストだけでなく、サジェスト以下のボリュームのキーワード、ヤフー知恵袋や教えてGOOなど関連した情報が表示されますので、一括で把握できて便利です。
こうしてあなたのサービスを将来利用しそうな見込み客が欲しがる情報をブログに反映してきます。
あなたがブログで集客したいのであれば、このようなキーワードのリサーチを行うことを優先すべきで「工務店 ブログネタ」や「工務店 ブログ 書く内容」なんてキーワードでネタを探している場合ではないということです。
>>SEOに効果的なブログのリライト方法を身に付け集客できる記事へ
>>初心者必見!ブログで集客するために理解すべきWEBライティングの基礎
ターゲット設定とキーワード選定を掛け合わせブログ運営の無駄をなくす
これまでに紹介したターゲット設定やキーワードを選ぶ方法が理解できたら、これまであなたが書いていたブログがいかに無意味であったかが実感できるでしょう。
ただ記事数を増やせば良い、業者側目線での記事作成、リサーチ不足による記事作成は正直、費やした労力と時間が報われません。
もちろん「休日に釣りに行ってきました」というタイトルでブログを更新する場合ではありません。
ブログ集客は、中長期にわたって行う集客方法の1つです。ただでさえ時間を要する戦略のため、無駄な記事の作成は極力避け、あなたのサービス購入に繋がる見込み客に有益な情報を提供しましょう。
本格的なブログ運営が初めての方、記事を書く経験が少ない方にとっては「書くこと」自体大変だと思いますが、広告と異なり、積み重ねていくことで後に無料で集客できる手段に成長する、それがブログです。
正しく運営すれば、あなたの工務店やリフォーム会社にとって強力な武器としての可能性を秘めいていますので、是非取り入れることをお勧めします。
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