ホームページ内またはブログを開設し、その記事を読んだ見込み客を自社に集客しようと日々奮闘している方へ。
情報がスマホ一つで手に入れることができる中、同業他社のブログも数多く存在し、見込み客へのアプローチがなかなか難しい状況にあります。
ブログ含め、情報=コンテンツを発信し、それをきっかけとしてお問い合わせや資料請求、購入や来店を促すマーケティングを「コンテンツマーケティング」と呼びます。
大企業から小さな店舗までこのコンテンツマーケティングを施策の1つとして取り入れている方も多いですが、しっかりとライティングの基礎を理解した上でコンテンツを作成している方はいったいどれほどいるのでしょうか。
今回はWEBライティング初心者の方にむけて必ず押さえておくべき基礎を解説していきます。
なお、前提として記事を読むターゲットに対して有益な記事を提供することは当然とします。
目次
①SEOを意識したタイトルをつける
記事のタイトルはブログ自体のタイトルを除けば、最もSEOに有効的です。
弊社の繁盛マーケティングのサービスに「ブログ家庭教師」がありますが、このサービスをご利用頂く方の多くはブログタイトルの重要性を理解していない状態から依頼されます。
結論から申し上げると、「ブログタイトルを軽視する=ブログで集客できない大きな原因の1つ」と言えます。
これは昔も今も変わらないSEOの本質であり、基礎中の基礎です。
「休日の一コマ」「〇〇行ってきました」といったブログタイトルを付けている方をかなり多く見かけますが、コンテンツを用いてマーケティングを行う、私たち、そしてあなたにとっては無意味なタイトルです。
ではSEOを意識したブログタイトルはどのようにしてつけるのでしょうか。
SEOを意識したタイトル、つまり、見込み客が検索の際に利用するキーワードを用いて、更に検索結果に表示された状態で、「クリック」してもらえるようなタイトルを付けることを指します。
では本記事のタイトルを見てみましょう。
「初心者必見!ブログで集客するために理解すべきWEBライティングの基礎」
タイトルを見るとわかるように複数のキーワードが含まれている且つ、ターゲットの目に留まりやすくするための「フック」を使用しています。
例をとして2つを比べてみましょう。
- 「WEBライティングの基礎」
- 「初心者必見!ブログで集客するために理解すべきWEBライティングの基礎」
これら2つを見てどちらの記事をクリックし、読んでみたくなるでしょうか?
ブログ記事タイトルはSEO対策の1つとして重要視すべきポイントです。
また、FacebookやTwitterを運用しており、書き終えた記事をシェアする際、シェアされた記事がフィードに流れてきたものを見た見込み客がどちらのタイトルを付けた記事をクリックしたくなるでしょうか?
こう考えると、必然と②のようなタイトルの方が、SEOだけでなく、その後の拡散の可能性を大いに秘めていることがわかるでしょう。
②できる限り35文字に近づけたタイトルを付ける
ブログのタイトルはただ長ければ良いというわけではありません。
PCでのGoogle検索の結果では30~35文字程度、スマホでのGoogle検索では36~41文字です。
現在では検索の割合はスマホユーザーが大半を占めていますが、少なからずPCからの検索ユーザーが存在している、ビジネスのジャンルによってはPCの割合も高い場合があります。
このことを考慮して35文字前後にまとめる方が両ユーザーをカバーできるためおすすめします。
また、無理してタイトルを長くするといった考えを持つのではなく、あくまでも検索するユーザーの意図、本文中の記事内容を考慮した上で適切なタイトルを付けるようにしましょう。
③ディスクリプションを最適化する
ディスクリプションとは、検索結果のタイトルの下に表示される記事の概要のようなものを指します。
現在ではSEOに直接影響を受けることはなくなりましたが、検索した見込み客が見た際に、タイトルをクリックしたくなるようなディスクリプションを記載することでクリック率が高くなります。
クリック率が高くなるということは、ページビュー(アクセス)が増え、あなたが労力を費やして書いた記事を読むか可能性が高くなり、あなたが意図としている記事による集客の目的を達成する可能性が高くなることに繋がります。
ブログを用いて行うコンテンツマーケテイングの目的を考えれば、いかにこのディスクリプションも大切だということが理解できるでしょう。
また、ディスクリプションは120文字から最大でも160文字程度で記入すること、使いまわしせず、1記事、1ディスクリプションを厳守することをおすすめします。
④記事のURLを最適化する
「example.com/blog/~」の~部分の最適化を指しています。
- 記事内容に関連するような簡単なものにする 例:「web-writing」
- 更新する度に変わるような動的なURLにしない
- 1つ1つ異なったURLを付ける
- アンダーバー(アンダースコア)は避け、使用するならハイフンを付ける
特にこの4点を意識したURLを付けることで、検索ユーザー(見込み客)にとってわかりやすいだけでなく、記事の情報を読み取り、WEB上に表示するGoogleのクローラーにとってもわかりやすくなります。
クローラーが読み取りやすい=SEOにも効果的です。手間はかかりますが、クセ付けることをおすすめします。
⑤コンテンツ内の最適化を行う
続いては記事の中身を見直してみましょう。
コンテンツ内における最適化を行うべき点は「見出し」「画像」の2点です。もちろんコンテンツ内の記事内容は重要ではありますが、今記事では、記事内容はしっかりユーザーのために書いていると前提しています。
見出しの最適化
見出しとは< h2 >や< h3 >などのタグを用いて記事を構成することを指します。
ちなみに記事のタイトル部分が< h1 >に該当しますので、h2以下を順に使用していきます。
見出しの順番を守らずに記事を書くことは、単にユーザーが見にくいだけでなく、あなたの記事の情報を読みとるクローラー(検索エンジン)も正しく理解できないためSEOに悪影響を与えます。
見出しに関しての注意点として、見出しの順番は守ることです。
〇 | × |
h2 -h3 -h3 |
h2 -h4 -h3 |
h2 -h3 -h3 -h4 -h4 |
h2 -h5 -h3 -h4 |
見出し以外の強調は適度に
見出しタグを使用すると文字が大きく表示されます。このことを利用して、単に文字を強調する目的で見出しタグを使わないことです。
文字を強調したい場合はフォントを大きくする、もしくは太文字にするstrongタグやbタグを用いるようにしましょう。
以前はそこまで重要視されていませんでしたが、2019年後半からはstrongタグを多く使うこともSEOに悪い影響を与えてしまうことがわかっています。
1記事のうち、特に強調したい場合にのみ使用し、あとはフォントの大きさで変化をつける意識を持っておくことも大切です。
画像の最適化
ウェブサイトに応じた画像のサイズを設定して使うことをクセづけるようにすることもユーザー、クローラーにとって大切なことです。
画像サイズとは単に高さ、幅だけでなく、適切な容量も指しています。極端に重い画像は記事の表示スピードに影響を与えてしまいます。
表示スピードが遅いページ、サイトはユーザーにとって、ストレスを与え、せっかく労力を費やして書いたあなたの記事を読まずに離脱する原因にもなります。
また、ページ速度が遅いこともSEOに悪い影響を与えますので、できる限り画像サイズは押さえるように意識しておきたいものです。
画像に関しては、その他にも「画像ファイル名」は適度な長さにすること、「代替テキスト」は必ず入力することも画像の最適化には欠かせません。
日々何となく面倒に感じる細かいことも、積み重なるとユーザー、クローラー共に悪影響を与える原因となってしまいますので注意してください。
アンカーテキストの最適化
<a href=”url”>〇〇<a>を用いて、内部リンクや外部リンクを設定し、ページから別のページへ案内するアンカーテキストにも注意が必要です。
まれに、アンカーテキスト部分を「こちら」とする方がいますが、できる限りリンク先にはどのような内容のページがあるかを表示することで、ユーザーにとって親切です。
また、アンカーテキストを正しく記載することはクローラーにとってもわかりやすいため、意識しておきましょう。
検索ユーザーとSEOを意識したWEBライティングをしよう
あなたが時間と労力を費やし、発信し続けるコンテンツも正しく最適化しなければ、無駄にもなりかねません。
今回の記事を読んでみて該当するものがあれば、今すぐに改善することをおすすめします。
コンテンツマーケティングは即効性に欠け、人的コストも少なからずかかりますが、積み重ねることで企業や店の資産となることだけでなく、検索からの流入が増えることで、売上経路の多角化、広告コストの削減とビジネスには必ずプラスに働きます。
試行錯誤しながら日々改善を繰り返し、1人でも多くの見込み客を獲得して行きましょう。