日本国内の使用率やメールよりも高い開封率、見込み客の獲得からサービスを購入するためのリードナーチャリング、既存客とのコミュニケーションツールとして導入している企業や店舗が多いLINE公式アカウント。
みなさん使いこなせていますか?
今回は、検討している方も多いLINE公式アカウントに予約機能のシステムを追加する方法について解説していきます。
目次
LINEで予約を受ける方法は2通り
では早速、LINE公式アカウントで予約を受ける方法について紹介していきましょう。
表題の様にLINE公式アカウントで予約を受けるには大きく以下の2通りの方法があります。
①自社HPのコンタクトフォームや導入済みのポータルサイト予約画面のリンクへ誘導する
LINEに予約機能のシステムを追加するというよりはLINE従来の機能を利用して、プロフィールのボタンの追加やリッチメッセージ、リッチメニュー、にテキストリンクやバナーを設置してリンク先へ誘導する方法です。
リンク先の機能を利用するため、結果的にはLINE上で完結するわけではありません。
LINE従来の機能を利用するため料金は無料です。
また、シンプルに1対1トーク(チャット)でやり取りを行い直接予約を取る方法も1つの手段でしょう。
但しデメリットとして、自社HPへのリンクやトーク内で直接予約の場合、管理機能はありませんので、各自で管理する必要があります。
②予約機能システムを導入してLINE公式アカウントに拡張する
2つめは、他社の予約機能システムを利用して連携し、LINE公式アカウントの拡張機能として予約を取る方法です。
現在、他社ではありますがLINEと連携できる様々なサービスが存在してます。
それらを利用して自社のLINE公式アカウントに連携してLINE上で予約を取ることができます。
メリットとして既存客が自社のLINEから更に他社サービスやアプリに移行するのではなく、LINE上で予約まで完結するため、手間がかからずスムーズです。
また、自社側のメリットとして、予約管理も簡単に済ませることができます。
もちろん、他社の予約機能サービスを利用するので料金は別途発生しますので、自社の売上規模や月間の予約数、予算に応じての判断が必要です。
①、②どちらにしろお客様側にとっては普段から使っている方が多いLINEを利用するため、気軽に予約を取りやすいのが大きなメリットと言えるでしょう。
それでは次に、紹介した2通りの予約機能追加方法の内、2つめに挙げた他社がリリースしているLINE予約機能サービスをいくつかご紹介してきます。
なお、弊社繁盛マーケティングとは関わりがございませんので、サービスに関するお問い合わせは直接該当企業へお問い合わせください。
飲食店向けLINE予約機能サービス
まずは、LINEとも相性の良いビジネスの1つである飲食店向けのサービス。
ユーザーが普段使い慣れているLINEを利用して店舗とのやり取りを行うことでシームレス且つ効率化を図ることを目指します。
テイクアウト・デリバリ―どこでも注文君
株式会社チューズモンスターが運営しているテイクアウト、デリバリ―の注文をLINE公式アカウントで受けることができる連携サービスです。
LINEを活用するので専用アプリのダウンロードも必要なく、ユーザー側は店舗様のLINE公式アカウントと「友だち」になるだけで、どこからでも簡単にテイクアウト・デリバリーなどの注文ができます。
店舗側もタブレット1台とネット環境さえあれば、簡単に導入が可能です。
また、LINE Pay決済やクレジットカード決済に対応。
事前決済をしていれば会計待ち・提供待ち時間の短縮になります。
その他売上や顧客情報も管理できますので、中小規模の飲食店、弁当やスイーツ、ドリンクなどのテイクアウト専門店、飲食系イベントや催事出店などにも活用できます。
Take Me Order
Take Me株式会社が運営しているテイクアウト、デリバリ―、フードコート向けのLINE予約機能サービスです。
複数店舗を管理できる機能や多数の決済手段、受け取り時間のフレキシブル設定ができます。
また、オプションでプリントアウト機能やPOSとの連携、モニター表示を追加することも可能です。
担当者が1社ごとについているため、パソコンやタブレットに疎い方も助かるのではないでしょうか。
デリバリーやテイクアウトの売上が10万円を超えている方、これまで電話対応で時間を取られ、業務がスムーズに行えなくなっている方に適しています。
Lモバイルオーダー
合同会社Oblivionが運営ている飲食店向けLINE予約機能サービスです。
テイクアウトの注文や来店の予約をLINE上で行えるのはもちろんのこと、「テーブルオーダー」機能を利用することで、テーブルからホールスタッフを介さずキッチンへ料理を注文することができます。
身近な企業でいえばマクドナルドのモバイルオーダーも近いですね。
サロンやクリニック向けLINE予約機能サービス
続いてはヘアサロンエステサロン、ネイルサロンなどの施術系サロンや中小規模系歯科医科クリニック、ヨガやジム、治療院向けのLINE予約機能サービス
リピッテ ビューティー
株式会社コネクタージャパンが運営しているLINE予約機能サービス「リピッテビューティー」
LINE公式アカウントを通じて予約した内容を自動で一括管理できるサービスです。
施術スタッフの情報や日程、施術内容の管理をすることもできます。
電話対応を極力減らして施術に集中したい、予約機能にかかるコストを削減したい方に適したサービスでしょう。
かんたん予約アプリ「ポチコ」
株式会社Play Technologiesが運営しているLINE予約機能サービスです。
サービス名の通り、数回LINE上でタップするだけで予約が完了できるほど使い方が簡単なため、ユーザー側の予約時のストレスを軽減できます。
時間や定員を事前に設定しておけば、後は自動で管理できます。
リマインド機能もついており、ユーザーの予約忘れによるキャンセルを防ぎ、来店率をアップできます。
イベント向けLINE予約機能サービス
続いてはイベント運営者向けのLINE予約機能サービスです。
近年の新型コロナウイルスにより、現在ではイベント開催がなかなか難しい状況ですが、収まれば利用したいサービスです。
Lイベント
合同会社Oblivionが運営しているLINE予約機能サービス「Lイベント」
LINEを利用してイベントへの来場予約、予約フォームの作成、参加イベントの回答助教確認、リマインドメッセージ、来場時のQPチェックインができるサービスです。
昔のイベントと言えば、イベントのオーガナイザーとしての業務はもちろん、ゲストへのオファー、イベントポスターやチケットのデザイン、自らDJとして参加していた頃を思い出します。
世の中便利になったものですね。
Lイベントのサービスを利用することで、参加者がスムーズに来場できる他、イベント運営者もデータとして把握できるため便利だと思います。
>>Lイベント
ホテルや旅館向けLINE予約機能サービス
最後はホテルや旅館などの宿泊施設向けのサービスですが、今回の主題であるLINE予約機能サービスとは少しズレますが、効率化を図るためには便利なサービスだと感じたため、ご紹介します。
おもてなしプラス
株式会社パイプドビッツが運営している「おもてなしプラス」は、従来宿泊施設がおこなっているおもてなしに加え、LINE公式アカウントで「安心、お得、安全」を提供するサービスです。
おもてなしプラスの機能の1つである整理券発行機能を利用して、LINEで整理券を事前に発行することで近年各業界でも敏感な新型コロナウイルス対策の1つとしても活用できます。
(チェックイン、チェックアウトや朝食、ランチなどの食事、館内のジムやプールの利用などに使えば、利用者数をコントロールできるため)
チェックインクーポン機能では、館内のショップやスパ、マッサージなどに利用してお客様へのホテル内の快適さを提供、近隣の飲食店と提携してクーポンを発行し、エリアの活性化を図ることもできます。
その他、デジタルパンフレット機能で、ペーパーレスによるコストカットや衛生面の考慮もできるでしょう。
>>おもてなしプラス
LINE予約機能を利用してより効率化を図る
各ビジネスジャンル毎にLINE公式アカウントで予約機能を追加することができるサービスを紹介しましたがいかがでしたか。
利用ユーザーの多いLINEを用いて予約や管理、業務の効率化を図ることができるサービスの一例です。
うまく利用することでコストカットが実現できる企業もあるでしょう。
しかし、あくまでもLINE公式アカウントで予約機能を付けるという便利さがメインです。
私たち繫盛マーケティングから強くお伝えしたいことは、見込み客の集客から育成、既存客のリピート、定着、繰り返し顧客がサービスを利用し続けて自社の売上そして利益を絶えず増加させることが大切です。
最注力すべきことを見失うことがないように・・・。
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