3月13日時点、残念ながらいまだ終息せず、ジャンル問わず様々なサービスで売り上げに影響を及ぼしている新型コロナウイルス。
日々の売上の激減、経費削減のために、アルバイトの労働時間のカットなど、経営者様側、従業員側、双方多大なるダメージを受けているところも多いようです。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響を受けながらも必死に売り上げをカバーしようと努力している飲食店も数多く存在します。
なんとしてでも売り上げを上げるべく今すぐできることを考え、少しでも売り上げをカバーできるよう努めることが大切です。
今回は飲食店の新型コロナの売上対策について紹介していきます。
目次
現在の客の行動パターンを考える
まずは現状を把握しましょう。
これまで賑わいを見せていた繁華街でも客足が遠のいているのは誰が見てもわかる状態です。
しかし、外出を控えているだけで消費がないわけではありません。
これまで外食していた客層も今回の騒動により自宅にいる機会が増えているだけです。
あなたのサービスを自宅にて提供できる手段はないか、今すぐ考えてみましょう。
①デリバリーサービスを提供する
Uber Eatsや出前館など軒並み売り上げが向上しているのはご存知でしょうか。
外食しないのであれば自宅にて提供できる手段の1つにこのようなデリバリーサービスの利用が挙げられます。
もちろん、ただ登録し注文を受けるのを待っているだけではまだまだ足りません。
いかに客単価を上げるための商品作りを考えることも必要です。
②テイクアウトサービスを提供する
あなたのお店の状況によってはデリバリーサービスを展開できない場合もあるでしょう。
意外と見落としがちですが、デリバリーサービスだけでなく、テイクアウトする客数も増えていることに注目すべきです。
極力外出を控えている状態に対し、いかにあなたのサービスを購入してもらうことができるか。
テイクアウトサービスも今回のような状況の対策として、取り入れるべき解決策の1つとして挙げられます。
新型コロナウイルスの売上対策を行う飲食店の事例
弊社の飲食店クライアント様がどのような対策を行っているか事例を紹介します。
販売方法
先ほど紹介したように、弊社飲食店クライアント様の多くは、デリバリーサービス、テイクアウトサービスを積極的に展開し少しでも売り上げがカバーできるよう努めています。
ある居酒屋のクライアント様では、「家呑みセット」を作り、客単価の向上に努めています。
ある焼き鳥のクライアント様では、これまでデリバリーサービスやテイクアウトサービスを取り入れていませんでしたが、今回の状況で下がる売り上げを少しでも阻止しようと、テイクアウトサービスを展開。
「焼き鳥盛り合わせ」や「ちょい呑みセット」など実際店舗で販売しているメニューをテイクアウトサービスで提供しています。
アプローチ方法
ただデリバリーサービスやテイクアウトサービスを取り入れるのではなく、これらのサービスを展開していることを既存客や近隣の見込み客へアプローチしなければいけません。
アプローチ方法としてはクライアントそれぞれありますが代表的なものを紹介しますので参考にしてください。
・ホームページやブログでの告知
・SNSでの告知
・店頭のブラックボードやPOPでの告知
これら3つはすぐに考えられますが、意外と盲点になっているのが「チラシ」です。
現在では、インターネットの業者が多いためどうしてもオンラインで考えがちですが、もう一度逆の行動パターンを思い浮かべていましょう。
極力外食を控えて自宅にいることがこれまでよりも増えているため、この状態を利用しオフラインであるチラシによるアプローチが意外と効果的となっています。
ブランディング方法
あるクライアント様には自宅で居酒屋気分を味わって貰えるように、「自宅で作れる簡単レシピ」をLINE公式アカウントのユーザーに向けて動画コンテンツを配信しています。
これは先述したような販売方法やアプローチ方法とは異なり、売上に直結しませんが「この状況で私たちがお客様にできること」をコンセプトを元にブランディングの一環として行って頂いています。
私からの提案に対してクライアント様は「終息した後に、また来店してもらえれば」との考えでしたが、LINE配信の間に「テイクアウトサービス」を差し込むことで、テイクアウトを利用してくれる顧客様が増えています。
新型コロナの影響で経営者が考えるべきこと
今回の騒動に限らず、今後も何らかの理由で休業を余儀なくされたり、客足が極端に遠のく状況もないとは言い切れません。
このような状況下で売り上げを作るべく対策を考える際、マーケティングの本質が非常に重要となります。
マーケティングの本質である3Mをもう一度思い浮かべてみましょう。
3Mとはマーケット、メディア、メッセージのことを指しています。
今回の場合マーケットは、本来のサービスエリアから自宅へ一時的に移行しています。
メディアは以前と変わらず、WEB上が大半と言えるでしょう。
メッセージに関しては、これまで外食することで得ていた「コミュニケーション」や「リフレッシュ」「ストレス解消」などのメリットを、自宅解消できる違う方法は何かを伝えることが大切です。
今後見直すべきマーケティング
できれば誰しもこの状況から早く回復してほしい、 これまでのように店内が賑わってほしいと考えていますが、こればかりは自身で操作することができません。
また、新型コロナウイルスは今年だけとは限りませんし、その他の理由で売上が下がるきっかけが生じることも全くないとは言えません。
この状況に対して今私たちがお客様にとって何ができるかを考えることが大切ですが、今回に限らず何らかの理由で客足が遠のいた、休業せざるを得なくなった場合に備えて、日頃から「売上を作る仕組み」を整えておかなければいけないということは、飲食店に限らず、全てのジャンルにおいて言えることです。
ホームページ
店のコンセプトやこだわり、サービスの魅力を24時間ユーザーに提供することができるホームページ。
ブランディングや集客、セールスまで現代社会において欠かせないインターネット上で顧客、見込み客にアプローチするマーケティング手段の核となるものです。
各メディアとリンクすることでの相乗効果、ブログを用いてコンテンツを配信する場合、ホームページ直下に設置することでホームページ自体のSEO対策にも貢献できます。
SNSアカウント
各SNSユーザーに対してのアプローチ手段として欠かせません。店のターゲットによって用いるSNSは異なりますが、各SNS毎の特徴や性質、存在するユーザーに対して、ホームページと同様にブランディングやマーケティング、集客、セールスまで行うことができます。
また、ホームページやブログなどのオウンドメディアへの架け橋としても利用可能。
コンテンツの寿命は短いものの、伝達スピートは早く、拡散できることも特徴として挙げられます。
LINE公式アカウント
ホームページやSNS、店頭などオンライン、オフラインから得たユーザーに対してアプローチできるLINE公式アカウント。
プッシュ型コンテンツとしてブランディング、顧客育成(リードナーチャリング)、来店のきっかけ作りなど自由自在に行えるマーケティングツールの1つです。
普段から利用しているLINEを用いるため、メルマガよりも開封率が高く、配信するコンテンツによってはユーザー側もセールスとして捉えないため、気軽に読んでくれる特徴を持ちます。
Googleマイビジネス
主に来店のまでの導線役として活用できるGoogleマイビジネス。
Googleのリスティングとは別に表示されるため、これまでなかなか検索順位を超えることができなかったライバル店にもすぐに対抗できる手段の1つです。
周辺のマップも表示されるため、あなたの店に来店するユーザーに有益な情報を提供します。
無料で使えるだけでなく、口コミの表示による信頼性の提供、各メディアと連携できるため、売上の導線としても活用できます。
YouTube
これまでに挙げたメディア同様、ブランディングや集客、セールス、リードナーチャリングなど自由自在に動画コンテンツで配信できるプラットフォームであるYouTube。
短い時間でも視聴するユーザーへ与える情報量は多く、記憶にも定着しやすい特徴を持っています。
また、TVCMと比べて低コストでCMを作ることも可能なため、これからのマーケティングツールの1つとして取り入れるべき施策の1つです。
商売繁盛!業績UPにフォーカスした繁盛マーケンティングのラインナップ
繁盛マーケンティングでは、クライアントに成果を出すことだけにフォーカス。
本質的なマーケティングから集客に効くテクニックやツールをブログ記事を通じてご紹介し、繁盛店作りに欠かせない独自のサービスを厳選してご案内しています。
- 理想のお客様が自然と集まり、口コミが広がるお店に
- 売上より利益!高収入型の店舗を実現
- 集客、リピート、客単価アップの仕組みを構築
- 成果の出るインターネット集客を完全サポート
- 経営者がいなくても現場が回る仕組み化をサポート
この5つをモットーにあなたのビジネスにおいて様々なマーティングのお手伝いをさせていただきます。