Google広告にはこれまで解説してきた「リスティング広告」「ディスプレイ広告」の他、Googleの傘下であるYouTube内に広告を出稿できる「YouTube広告」があります。
今回はこのYouTube広告を広告運用初心者向けに、種類や出稿方法を解説していきます。
目次
YouTubeとは
YouTubeとは、言わずと知れた世界最大の動画プラットフォームです。世界ではすでに10億人を超えるユーザーがいると言われています。
2019年の統計では18~20歳で88%、20代、30代80%オーバー、40代75%、50代以上でも37%と日本国内でもユーザーが非常に多いのが特徴です。
その中でもスマホのみでYouTubeを利用している割合が高いのも特徴と言えます。
YouTube広告4つの種類と特徴
Google広告の1つであるYouTube広告には大きく4つの種類が存在します。
- インストリーム広告
- ディスプレイ広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
それぞれとその特徴を理解してあなたの広告に適したものを選ぶようにしましょう。
YouTubeのインストリーム広告とその特徴
インストリーム広告とは、YouTubeの動画内再生中に流れる動画広告です。YouTubeユーザーの視聴中に流れるため、目に留まる可能性が高い広告と言えます。
しかし、広告が流れて5秒以降はユーザーの任意のタイミングでスキップできるため、必ず全て視聴してもらえるとは限りません。
また、広告の発生(課金)のタイミングは30秒全て流れた場合のみです。30秒以内にユーザーがスキップすればカウントされません。
いかに動画広告の前半でユーザーの興味を惹き、スキップされずに最後まで視聴してもらう、クリックしてもらうかが運営のポイントとなります。
高品質のクリエィティブの制作が必須です。
上記画像赤枠の左下部分はコンバージョンボタン、左上は検索結果に表示される広告を示しています。
YouTubeのディスプレイ広告とその特徴
Google広告にもディスプレイ広告がありますが、YouTube内にもディスプレイ広告が存在します。(上記画像の様に視聴中にバナーが表示されます)
YouTubeのディスプレイ広告はGoogle広告のディスプレイ広告と同様にインプレッションに対して課金される仕組みです。
表示場所はYouTube内の検索結果とサムネイルの下部です。インストリーム広告と比較して、目に留まる確率は劣ることがデメリットと言えるでしょう。
また、インストリーム広告を出稿すればインストリーム広告、ディスプレイ広告の両方に表示することができます。
YouTubeのバンパー広告とその特徴
YouTubeのバンパー広告とは、インストリーム広告のショートバージョンと捉えるとわかりやすいでしょう。
5秒以内の動画広告で、インストリーム広告と同様に動画内に流れるショートCMのようなものです。
6秒以内の広告のため、ユーザーはスキップ不可、広告を全て視聴することができます。
課金のタイミングは表示回数が1000回を超えた時点で発生します。動画広告を初めて取り入れる方にとって、政策面、コスト面の双方でも取り入れやすい広告と言えます。
YouTubeのアウトストリーム広告とその特徴
YouTubeアウトストリーム広告とは、スマホに特化した広告を指します。
YouTube広告だけに止まらず、他のメディアにも表示することができます。商品のプローションやブランディングにも適した広告です。
近年著しく増加しているスマホユーザーのアプローチに適してます。
これまで紹介した3つの広告と異なり、広告の発生タイミングとして
- 動画の面積の50%以上
- 2秒以上視聴
の2点を満たした場合に課金される仕組みです。
YouTube広告を始める前に準備すべきこと
4つのYouTube広告を把握したら、早速YouTube広告を始める準備を整えましょう。
- Googleアカウントの作成
- YouTubeアカウントの作成
- 動画の作成
- Google広告アカウントの作成
この4つを事前に準備しておかなければいけません。
YouTubeの動画広告作成時のポイント
リスティング広告やディスプレイ広告出稿時、表示するテキストやバナーなどの制作に力を入れるように、動画広告ではいかに動画であなたのブランドやサービスの魅力を伝えなければいけません。
そこで、広告に出稿する際の動画を作成する際に押さえておきたいポイントを紹介します。
動画作成時、出稿する広告の種類によって異なりますが、特にYouTube広告の最大の魅力であるインストリーム広告のような長い動画の場合、いくつかの気をつけておくべきことがあります。
3つの動画時間
ポイントは「5秒」「6秒から29秒まで」「30秒以降」の3つの時間帯です。
まずは「5秒」。あなたの出稿するYouTubeの動画広告の種類がなんであれ、最初の難関は「5秒」です。これまで解説したことを理解しているのであれば、すぐにお解りのように、5秒以降、ユーザーは自由に広告をスキップすることができます。
スキップする前の開始5秒の間に続きを見るか見ないかを判断するタイミングです。6秒以降の動画を視聴してもらうためにも、5秒以内でユーザーの興味を惹くようなインパクトある、印象的な出だしの動画を作成しなければいけません。
続いて「6秒~29秒」。ここでのポイントは2つ。
- 5秒内のスキップをクリアしたユーザーの中で、あなたのサービスに興味がない方にスキップボタンを押してもらいスキップしてもらう
- 5秒の出だしで引き込み、6秒から29秒の間に動画の概要を伝え、更に続きを視聴してもらう
この2点です。前者の理由は29秒内にスキップされれば広告費は発生しないため、無駄な広告コストを削減する目的です。不要な広告費は極力浪費せず、必要な方により多くの広告費を費やす捉え方です。
後者は、6秒から29秒の間にあなたのサービスの魅力を伝え、より長く最後まで広告を視聴してもらい、更にクリックし、誘導先のページへ移行させるためです。
つまり6秒から29秒の動画次第で広告費用対効果が左右されることを指します。
最後に「30秒以降」。すでに広告費は課金されている状態です。30秒以降はサービスの詳細や、やや興味を持ったユーザーが抱く疑問を解消していく内容を取り込むことがポイントです。
また、インストリーム広告の時間は定められていませんが、これまでの事例として1分程度、最大でも3分までが効果的です。無駄に長い動画広告は製作時間かかかる割に、費用対効果が伴わない場合が多いため注意しましょう。
YouTube広告出稿の流れ
YouTube広告の種類、押さえるべきポイントを理解したら、広告出稿の流れを理解しましょう。
YouTube広告はGoogleリスティング広告やディスプレイ広告と同様です。
キャンペーンタイプを「ブランドと認知のリーチ」、「動画」を選択しましょう。
- キャンペーン作成
- 広告グループ作成
- 広告キーワード作成
- 広告の作成
以上、Google検索広告初心者の始め方・使い方より引用
上記引用元、関連記事に出稿の流れを解説していますので、合わせてご覧ください。
YouTubeの動画広告は広告出稿時、アップロード先のURLが必要です。先にYouTubeに動画をアップロードしておかなければいけませんのでご注意ください。
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YouTubeユーザーにあなたのサービスの魅力をアプローチしよう
年々YouTubeを利用するユーザーは増加しています。
マーケティングの基本でもある「あなたのサービスを必要としているユーザーがどこにいるか」。
キーワードやオーディエンスなど広告の設定を正しく行うことで、見込み客にあなたのサービスの魅力を伝えることができる魅力的なYouTube広告。
TVCMよりも制作コスト、広告費は抑えることができ、参入する敷居も低いため、チャレンジすべき広告です。
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