初めてのFacebook広告 メリットやデメリット、種類とは

Facebook広告 メリットデメリット
投稿日:2018年5月23日 | 最終更新日:2020年4月29日

日本国内のFacebookユーザーは約2700万人(2018年3月)。世界では20億人を超えていると言われています。

Facebokページの作り方と初期設定」にてFacebookページの作り方及び基本的な設定を解説してきました。

今回は日本国内2700万人、そして世界20億人へ広告を配信する事が出来るFacebookの広告について解説していきます。

目次

Facebook広告とは

Facebook広告とは上記の画像で囲んでいる様なものを指します。ニュースフィード上に「広告」と表示されています。ウェブ広告を初めて出稿する方には少し敷居が高く感じるかもしれませんが、出来るだけわかりやすく説明していきますので、何度でも読んでこれを機に覚えるようにしましょう。

Facebook広告は中小規模のビジネスに相性が良い広告であり、他のウェブ広告よりも比較的使いやすいのが魅力です。

Facebookのメインユーザー

それではまずはFacebookの詳細をみていきましょう。Twitterでは10代から30代、Instagramでは10代から20代の女性、Pinterestでは女性中心といった具合の中、日本の年代別ユーザー割合は30〜40代が最も大きいボリュームゾーンになっていると推計されていますが、それ以外の年代でも満遍なく、500万人以上のユーザー数
が存在していると言われています。この「どの年代でも満遍なく」というのがFacebookの大きな特徴のひとつです。

どの年代も満遍なくという事は広告媒体としては非常に魅力的且つ、ビジネスにおいて可能性を秘めています。

Facebook広告の課金形式

Facebook広告には「インプレッション課金」と「クリック課金」の2つの課金形式があります。

インプレッション課金とは

インプレッションとはビューのようなものであり、広告が初めて利用者のニュースフィードなどに表示されるか、右側広告枠に表示されるとインプレッションとしてカウントされます。そのカウント数に比例して課金されるシステムです。

クリック課金とは

クリック課金は広告が利用者のニュースフィードや右側広告枠に表示且つ広告がクリックされたタイミングで課金されるシステムです。

Facebook広告の特徴

次に、Facebook広告の特徴について説明します。

Facebook広告のメリット

Facebook広告の特徴と言えば「ターゲティングの精度の高さ」です。ウェブ広告と言えば、リスティング広告やディスプレイ広告が挙げられますが、それらと比べFacebook広告はより細かなターゲットの設定が可能です。

例えば、リスティング広告やディスプレイ広告は匿名のユーザーをターゲットにするのに対し、Facebook広告では個々のリアルなデータを元にターゲットを設定する事が可能なのです。

例えば、あなたがブライダル会社を大阪府大阪市で経営しており、結婚式の契約を取りたいと思っているとします。この場合、リスティング広告やディスプレイ広告は「結婚式 大阪市」「結婚式場 大阪市」などのキーワードで検索したユーザーや、あなたのホームページに訪れた事があるユーザーに対して配信するといったざっくりとした配信が一般出来ですが、一方Facebook広告は以下の様な条件の指定で配信する事が出来ます。

・大阪府大阪市に住んでいて(あなたの会社に近い)

・結婚に関するFacebookページに「いいね!」を押している(結婚式を検討している)

・20代の女性(男性よりも女性の方が検索比率が高い)

この様にターゲティングすれば、よりあなたのビジネスに関心の高いユーザーに広告を配信する事が出来る事がわかりますね。

Facebook広告のデメリット

一方、Facebook広告のデメリットとしては、「リーチを広げにくい」事が挙げられます。

Facebook広告はFacebookやFacebookと提携しているオーディエンスネットワーク間のみに配信する仕組みの為、それ以外の場所や人に対しての配信に向いていません。

ズバリ狙いたいターゲットに対してはFacebook広告を、リーチを広げた潜在層のユーザーにはFacebookだけでなくGoogleやYahoo!のディスプレイ広告などの利用で使い分ける事をオススメします。

Facebook広告の種類

Facebook広告にはたくさんの広告種類がありますが、ここでは先に中小企業の方を対象とした挑戦しやすい広告から少し高度な広告を順に紹介していきます。

いいね獲得広告(Page Like Ads)

Facebookページへのいいね!を獲得する為の広告です。定期的にFacebookページに投稿している方向けの広告で、投稿に対してのリーチ数を伸ばす為に行います。逆に更新頻度の低いFacebookページを計画している方には他の広告から先に行う方が良いでしょう。

Facebook、Facebookページだけでなく、その他のSNSも含め、いいねやフォロワーが多い=売上が上がるのとは少し違います。肝心なのはいかにあなたの商品やサービスに興味のあるユーザーを増やし、そのユーザーに投稿した内容を見てもらい、ファンになったりあるいはそのまま購入のきっかけとなる為です。

数だけに執着するのではなく、あなたのビジネスにとって優良なユーザーを集める事が第一です。

リンク広告(Link Ads)

広告に掲載したリンクの「クリック」を獲得する為の広告です。Facebook広告からランディングページ(広告専用に作ったページ)に誘導したい場合に有効です。

なぜホームページやその他のページへの誘導をお勧めしないのは、クリック後の反響に大きく影響するからです。リンク広告を出稿する際は、必ずそれ専用のランディングページを作成し、より効果的な広告運用を行うのが大切です。ランディングページの作成の仕方は別の機会にでもご紹介します。

写真広告(Photo Ads)

広告に掲載した写真(画像)への反響を獲得する為の広告です。主に自社の認知度アップやイメージ、ブランディングに使います。写真や投稿に対していいね!を促す事で自社のビジネスを広く周知させる事が出来ます。

ちなみに1つのいいね!で約6人の友達にリーチするとも言われています。

この広告の特性上、サービスや商品の購入やお問い合わせなどの獲得には向いていません。

リード獲得広告(Lead Ads)

リード、つまり見込み客を獲得する為の広告です。ナーチャリングをする為に、見込み客を増やしたい方に有効です。

ナーチャリングとは顧客育成の事を指します。見込み客の中には「今すぐ客」「そのうち客」「お悩み客」「まだまた客」といった大きく4つの状態の客が存在します。

この4つの状態をナーチャリングして、サービスや商品の購入に繋げます。育成の方法にはメルマガでテキストによる育成や動画を配信し、興味、購買度の低い客からニーズとウォンツを高め、興味、購買度を高めていきます。メルマガ配信やステップメールを計画し、運営できるスキルが低いもしくはその仕組みがない方には高度な広告です。

動画広告(Video Ads)

動画を配信する為の広告です。動画により企業のブランディングや認知拡大の為に利用します。

先述した写真広告の動画バージョンといったところでしょうか。ブランディングや認知拡大には威力を発揮しますが、そもそもの動画の作成自体にハードルが高いので、容易ではありませんので、比較的大きな規模の企業の方向けの広告です。

アプリインストール広告(Mobile App Ads)

スマホやタブレットなどのアプリインストールを獲得する為の広告です。スマホユーザーの9割近くを占めるFacebookとの相性は抜群ですが、ここでは自社アプリを開発してるのが前提となる為、動画広告と同様にハードルは高いですね。

まとめ

Facebook広告を初めてチャレンジする為に基本的な内容を紹介しましたが、いかがでしたか。

メリットやデメリットをうまく利用し、あなたのビジネスにFacebook広告を使用するきっかけとなれば幸いです。また、今後もFacebook広告について紹介しようと思いますので、まずはここまでをしっかり理解しておきましょう。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

在学中にネット転売ビジネス(せどり)を展開し、一般の学生のアルバイトでは稼ぎきれない額の売上を叩き出す。大学卒業後は広告代理店に勤務し、飲食店を中心に月に最大80件ものクライアントの広告ディレクションを担い、チームトップクラスの成績を収める。現在は集客コンサルティングを中心に、ブランディングプロデュースやホームページ制作、SNS運用アドバイスなど幅広く展開。またDTPのスキル、カメラの撮影技術にも長けており、「一人広告代理店」とも呼ばれている。