コンテンツマーケティングにおいて、もはや欠かせないCMSであるWordPress(ワードプレス)ですが、押さえるべきポイントをしっかりと抑えなければSEO効果は見込めません。
今回は特にコンテンツマーケティングには欠かせないブログにスポットを当てて解説していきます。
・サイトと自分が成長するまでロングテールキーワードで攻める
・ディスクリプションは概要、説明文
・固定ぺ―ジ、カテゴリーもそれぞれディスクリプションを
・プラグインでSEO対策を補おう
目次
ブログタイトルは28文字以内に!
まずはブログの顔というべきタイトルの設定について解説します。
ブログのタイトルは見込み客が検索した際、検索結果で最も目に付く箇所です。(画像の囲み部分)
できる限り28文字以内にして欲しい理由として、Googleは28文字までしか表示できないためです。
このGoogleの機能を利用して、ブログタイトルの中でもキーワードを含む箇所はできる限りタイトルの初めの方に置くようにしましょう。
SEOを意識したブログタイトルのつけ方
ブログのタイトルの役割には以下があります。
・検索ユーザーがタイトルを見て判断し、読んでみようと思わせること
・何か困っているユーザーに対しての答えがタイトルに含まれているもしくは関連していること
・検索ユーザーが検索しそうなキーワードを含ませること
つまりすべては検索ユーザーのためのものです。「ユーザファースト=SEO」と言っても過言ではありません。
これまで数々のクライアント様の記事を拝見、添削しましたが、この本質を理解していない方の記事は、誠に残念ながらコンテンツマーケティングとしては成り立ちません。
私たちマーケティングに携わる者が書くブログは、決してこういうものであってはならず、ユーザーにとって有益な情報を発信し続けることが大切です。
SEOを意識したブログタイトルのつけ方の例として、先程の画像を参考にしてください。
「ブログで集客できない方が学ぶ効果的な記事の書き方」
これには「ブログ 集客」「ブログ 集客できない」など複数のキーワードを含ませたタイトルをつけています。
もちろんターゲットが検索しそうなキーワードを意図的に入れ、それに沿った内容を記事にしています。
気を付けて欲しいポイントとして、「ビッグキーワードだけを狙わず、ロングテールキーワードから始める」ことです。
ビッグキーワードとは「飲食店」「居酒屋」など1つの単語で成り立つキーワードを指します。ビッグキーワード=競合が多いため、コンテンツの量、質、ドメインパワーなどまだまだ未熟な時期にはほとんど効果を成しません。
初期段階から半年程は(コツコツと継続は必須)ロングテール、つまり複合キーワードでのタイトルと記事内容のコンテンツ且つ、ユーザーにとって有益である内容のものを持続して配信し続けることが重要です。
ディスクリプション設定のポイント
ディスクリプションとは画像の赤い囲みのところで、ブログの説明文や概要のようなものです。
ディスクリプション設定時のポイントとして120文字程度、キーワードを自然に組み込みながら、この記事はどんな内容を書いているのか、どんな方に向けた情報なのかなどを説明した文章にします。
画像でもわかるように、検索結果のタイトルの下に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいところに位置しています。
タイトルとディスクリプションを読んで、いかにクリックしてもらい、コンテンツの内容を読んでもらえるかが大切になります。
ディスクリプションは、サイト全体の場合だとサイトのキャッチフレーズ部分にあたりますので合わせて設定を考慮しましょう。
その他、固定ページ、カテゴリー全てにおいて、タイトルとディスクリプションを設定し、SEO対策を行いましょう。
また、ディスクリプションはSNS(Facebook、Twitter)でシェアした際にも表示されます。シェアされた画面から他のSNSユーザーが更にクリックやシェアする、つまり拡散する際にも重要なため、この部分を怠るといつまでたっても一向にアクセス数が伸びない原因の1つとなります。
キーワードの選定の事例
キーワードの重要性は理解できても、キーワードをうまく選べない初心者の方に、キーワードの選定の仕方を例に挙げて解説します。
飲食店の場合
飲食店におけるキーワード選定の基本は「エリアを必ず含ませる」ことです。
例)居酒屋で屋号が「HANJO居酒屋」名古屋市栄に店舗を構えているとします
サイトタイトルは「HANJO居酒屋」
サイトキャッチフレーズ例は「名古屋市栄にある大きなネタが人気の焼き鳥屋、HANJO居酒屋。カウンターから個室まで計100の座席数を完備し、格安から飲み放題宴会プランなどを提供しています。デートや歓送迎会のご予約を承ります。(97文字)」
計15キーワードをちりばめわかりやすいようにキーワードを太文字にしています。(実際、太文字の設定はできません。Googleがキーワードとして自動で認識し、強調します。)
画像はGoogleで検索した際のサジェスト(検索キーワードで数が多いもの)です。このGoogleのサジェストを参考に、ディスクリプションに反映させることがポイントです。
作成の際、ただキーワードを羅列するのではなく、自然な文章になるようにしましょう。
これがカフェやその他の飲食店に該当しても要領は同じです。ご参考ください。
歯科医院の場合
例)歯科医院で屋号が「HANJO歯科医院」名古屋市栄に店舗を構えているとした場合
サイトタイトルは「HANJO歯科医院」
サイトキャッチフレーズ例は「名古屋市栄駅から徒歩3分の駅近歯医者、HANJO歯科医院。痛くない治療が評判(口コミ)を頂いているため、小さなお子さまからご年配の方まで幅広く来院。夜の20時まで受け付け可能ですので、お仕事やお買い物帰りにもご気軽にご予約ください。(116文字)」
「名古屋 栄 歯科医院 」のキーワードで検索した際のGoogleのサジェストは以下となりました。
このサジェストを見てどう思いますか?「名古屋 栄 歯科医院 」のサジェストキーワードに歯科医院の名前が出ています。恐らく「SEO対策をしっかりしている歯科医院」、もしくは「人気な歯科医院のため、よく検索されている」かのどちらかです。
サジェストには検索キーワードに加えて、いち歯科医院の名前、トップにはポータルサイトである「E-PARK」のみ。この結果を見て私ならチャンスだと思います。
この場合、ホームページ制作、ブログによるコンテンツを増やし、SEO対策を行えば、比較的早期に上位表示できます。
歯科医院に限らず、このような検索結果はエリアによってはよく見かけます。競合他社がいるにも関わらず、SEO対策をしっかり行っていない企業が多い場合はかなりねらい目です。
しっかりとしたサイトを作成し、上位表示し続ければ、そこからの予約や来店、収益に繋がり、広告のランディングコストも抑えることが出来ます。
このような状態になるには、通常はなりたくてもそう簡単になることはできず、日々費やす労力とSEO対策の結果がかみ合ってこそできる醍醐味です。
もし、記事を読まれている方で、サジェスト結果が似ている場合はより早急なSEO対策を行い、一気に優位に立ちましょう。
最低限入れるべき。SEO対策にオススメのプラグイン
ワードプレスには、プラグインと呼ばれる拡張機能が追加できるようになっています。
ワードプレスのSEO対策プラグインと言えば「Yoast SEO」か「All in one SEO PACK」でしょう。
初心者には多少初期設定を手強く感じるかもしれませんが、このどちらかを入れることで比較的簡単にSEO対策の一部ができます。
ここで理解して欲しいのは、このプラグインを入れて設定すれば、SEO対策は万全というわけではない。あくまでも一部で、SEO対策として有益なコンテンツを作成、配信し続けることは変わりません。
この考え方を踏まえて、あなたのSEO対策を補ってくれる2つのプラグインについて解説します。
Yoast SEO
Yoast SEOは基本的にAll in one SEO PACKと機能は同じですが、違いとして挙げるならコンテンツに対してフィードバックしてくれる点です。
フィードバックの問題点の例として
・このページには全く画像がありません。適切な画像を追加することをお勧めします
・テキストは〇〇単語を含んでいます。これは推奨される300単語よりもかなり少ないです。トピックに関連する内容をもっと追加しましょう
・このページに内部リンクが表示されない場合、適切なものも追加することを検討してください
フィードバックの改善例として
・このページには外部リンクが表示されていません。適切なものを追加してください
など、SEO対策に足りない点を教えてくれる機能がついています。これに沿って改善することでご自分でSEO対策が可能になります。
設定や各コンテンツの入力箇所が多い分、初心者には難しいと感じるところもあると思いますが、本格的に自分でSEO対策を行いたいという方にオススメのプラグインです。
All in one SEO PACK
一方、All in one SEO PACKはYoast SEOと異なり、メインの設定は1ページで全て済ませることができます。
ボックスにチェックを入れて進んでいくタイプの設定のため、初心者にはAll in one SEO PACKの方が使いやすいと思います。
また、各コンテンツ毎にタイトル、ディスクリプションの設定、SNSの際の設定などが付いてます。
記入漏れが無いようにしっかりと設定しましょう。
恐らく初心者の方はこれが煩わしいと感じ、中にはさぼってしまう方もいるでしょう。
SEO対策とは手間がかかります。サボるか、極めるかは自由ですが、その積み重ねがあなたのサイトの収益に左右されるのは言うまでもありません。
Yoast SEO、All in one SEO PACK共にサイトマップの自動作成機能がついてます。HMLサイトマップもSEO対策として重要ですが、画像や極端にテキストの少ないお問い合わせフォームなどはクロールしないようにするのがポイントです。
ここで画像検索でもSEO対策をしたいからクロールさせるとお考えになる方もいると思いますが、このサイトマップのクロールと画像のSEO対策は意味合いが別物ですのでご注意ください。
画像検索でのSEO対策を望まれる方は、ワードプレスのコンテンツに画像を挿入する際「代替えテキスト」部分に入力しましょう。
EWWW Image Optimizer
コンテンツが増えるとその分サイト内の画像自体も増えてくることと思います。
画像が大きすぎて容量が重くなると、サイトの表示速度が遅くなり、ユーザビリティにかけ、離脱の原因となります。
また、表示速度はSEO対策の1つでもあります。ワードプレス内には画像だけでなくHTMLやCSS、PHPなど様々なデータがあり、コンテンツが増えることで次第に容量も増えてきます。
そのうちの画像サイズを最適化してくれるのがEWWW Image Optimizerです。
このプラグインをインストールして有効化することで以下ができます。
・画像をアップすると自動でファイルサイズを圧縮してくれる
・インストール前の過去の画像を検出して、圧縮することができる
・画像圧縮処理が早い
などサイト運営者にとってSEO対策、作業効率面でも補ってくれる便利なツールです。
Autoptimize
画像と同様にサイトの表示速度が遅くなる原因であるHTMLやJava Script、CSS。
AutoptimizeはHTMLやJava Script、CSSを圧縮して軽量化してくれるプラグインです。
サイト運営者が初心者であるならなおさら、コードの短縮作業を行うのはかなり難易度が高いことと思いますが、このプラグインにより、設定さえ正しくすれば簡単に軽量化してくれます。
ただし、デザインを外注して作成した場合や、いまいちコードを把握していない方は、必ずバックアップを取ってから行うようにしましょう。
最後に
ワードプレスでのキーワードの選定やSEO対策、それを補う為のプラグインはご理解できましたか?
サイトを運営するだけでなく、日々コンテンツを作成し、最適化を繰り返すのは大変なことですが、これらを継続して行うことで、あなたのサイトから集客、収益を生み出すことができます。
弊社繁盛マーケティングではホームページ制作だけにとどまらず、コンテンツ制作のアドバイス、SEO対策のアドバイス、コンサルティングサービスを展開しています。
専属のスタッフがいない企業様や、既存のスタッフでは効果が出なかった場合など、ご気軽にご相談ください。
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