保護されていない通信と表示されるサイトのデメリット

非SSLサイトの危険性
投稿日:2020年4月28日 | 最終更新日:2020年4月29日

時は遡り2018年の7月の Google Chrome のバージョンアップにより SSL 化していないページに対して「保護されていない通信」という表示が出るようになりました。

更には、定期的にGoogle Chromeはアップデートを繰り返しているため、警告は一層と強くなっている状態です。

しかしながら、まだまだたくさんのホームページやブログにて対策を行っていない方も多く見られます。

今回は保護されていない通信と表示されているものの、そのままにしておくことで生じるデメリットについて解説していきます。

あなたのサイトに「保護されていない通信」と表示される方は、特に理解すべき内容です。ご参考ください。

目次

SSL化とは

非ssl デメリット

インターネット関連の知識が乏しい方のために、まずはSSL 化とはどういったものかを説明していきましょう。

SSLとは、secure socket layerの略称で、通信の暗号化を示しています。

暗号化には共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の二つがあり、この2つの暗号方式を利用し安全かつスピーディーな通信を行います。

それぞれの特徴や仕組みなども解説すべきであると思いますが、専門的知識を要するため、インターネット関連の知識が乏しい方にはかなり難しく聞こえてしまうでしょう。

理解しやすいように特徴や仕組みよりも、優先してSSL化の重要性に重点を置いて解説していこうと思います。

この SSLの対策を行っていない状態を非SSL、対策を行うことを SSL化と呼びます。

SSL化していないページにはどのような影響をもたらすかを理解することで、あなたのホームページやブログなど各メディアにおいて SSL化の必要性を理解していただけるかと思います。

非SSL状態のサイトのデメリット

非ssl 表示

冒頭でも先述したように現在では SSL化を行っていない、非SSLサイトでは、 Google Chromeでサイトを閲覧した際、「保護されていない通信」と表示されます。

では Google Chrome を使わなければ表示されないので良いのではないかという安易な考えを持つ方もいるかもしれませんが、 Google Chrome で警告しているだけで、他のブラウザで見ても単に表示されていないだけで、状況は同じです。

また Google を使用しているユーザーの数は年々増えており、 Google ユーザーの中でブラウザを Google Chrome にしている割合もその6割以上を占めています。

これから先を考えると、1日でも早くサイトを SSL化することが必要になります。

①サイトのセキュリティに支障をきたす

SSL化を行っていない非 SSLサイトは、 第三者によって通信を傍受される危険性が高まります。

個人情報としてサイト内に登録する名前や住所、パスワード、 クレジットカード情報というような重要な情報を外部流出させてしまう危険性が高まります。

セキュリティの弱いサイトは悪意を持ったハッカーにとっては簡単に内部に侵入することができるため、データの改ざんや乗っ取りなどの危険性も伴います。

②閲覧するユーザーへの信頼性の低下と離脱の原因

①で述べたようなあなたのサイトへの影響だけでなく、それを閲覧するユーザーへも悪影響を及ぼします。

想像してみましょう。あなたがもし何か情報を探している際、検索結果に表示されたタイトルに興味を惹かれ、そのページをクリックして「保護されていない通信」「安全ではありません」といった表示が出た際、そのサイトを信用してそのまま閲覧し続けるでしょうか。

その後に何が購入をしようと思った際、安心して名前やクレジットカード情報を入力しようと思うでしょうか。

もしかしたら外部に漏れるかもしれない、安全ではないサイトでの購入に伴う自分へのリスクを考えれば、行動にブレーキがある可能性も高まります。

非SSLのサイトはセキュリティ面であなたのサイトの信頼性を低下させ、危険を回避するためにページを離脱する原因を招いてしまいます。

また、 SSL 化を行えば安全に利用できるものの、いつまでも対策を行わないあなたのサイト、ブランド自体の信用も失う原因にもつながってしまいます。

③非SSLサイトのSEOへの影響

インターネットを用いるユーザーのほとんどが利用する Google において、 SSL 化しているかどうかを検索順位の決定要素に含むとすでに発表しています。

あなたがコストや時間、労力を費やして作り上げたサイトやコンテンツに対し、様々な SEO 対策を行ったとしても、それが正しく評価されないという大きなデメリットも生じてしまいます。

2018年7月から推奨された SSL化も、最初は警告という形でアナウンスしていた状態から、時間が経つにつれて、警告だけでは済まされず、最終的には表示しないと言う結果にいつ切り替えられてもおかしくない状態です。

  • あなたのサイト自体の危険性
  • 閲覧するユーザーの危険性
  • ユーザーがあなたへ抱く不信感
  • あなたの労力を無駄にするかもしれないSEOへの影響

つまり、これらが、SSL化を行うことで得られるあなたにもたらすメリットです。

これらを考えれば、いつまでも非 SSLの状態のサイトを運営するよりも、今回をきっかけにいち早くサイトを SSL化する必要性は大いにあります。

サイトの SSL化を行うデメリット

もちろんサイトを SSL化することでのメリットは大いにありますが、 SSL化する際に生じるデメリットもあることを理解した上で、対策にとりかかりましょう。

デメリット①SSLサーバーの証明書コストがかかる

サイトをSSL化するにあたり、SSLサーバーの証明書の取得費用がかかります。
SSLサーバーの証明書の種類によっては、無料のものもありますが、ECサイトのようなユーザーがクレジットカード決済を行うようなサイトの運営を行っている場合は、よりセキュリティが強い、有料の証明書の取得が必要となります。

サイトの運営内容に応じて、証明書にかかる費用も異なります。

デメリット②作業コストや手間がかかる

サイトのSSL化はサーバー側から証明書を発行してもらい、サイトのアドレスを「http://」から「https://」に切り替えるだけで終わりではありません。

サイト内に利用しているリンク、画像、ファイル全てにおいて、「http://」から「https://」へ変更しなければいけない作業も行います。

また、サイトを解析しているGoogleアナリティクスの設定変更、Googleサーチコンソールの新規プロパティの作成と設定、これまでの「http://」へアクセスしたユーザーを「https://」に変更したURLへ誘導するためのリダイレクトも行う必要もあります。

サイト内のことを詳しく理解していない運営者の場合、外注してSSL化を行ってもらう必要もあるでしょう。

デメリット③累積されたSNSのシェア数がリセットされる

SSL化を行うと、サイト内のコンテンツに対してこれまでに累積されたSNSのシェア数がリセットされ、0になります。

SNSのシェア数を表示することで、コンテンツの価値を表していた方にとっては、かなりショックなことですが、これから先のデメリット、メリットを考慮すれば仕方ないと割り切る他ありません。

それでもあなたはそのまま「保護されていない通信」のサイトを使い続けるか

SSLとは、そして非SSLのサイトがもたらす影響、SSL化においてのデメリットを解説しましたがご理解できましたか?

多大なる影響をもたらす非SSLサイトをSSL化することで得られるメリットを考えれば、行動に移すべきではないでしょうか。

これを機にかなり昔に作ったホームページやブログをセキュリティ面だけでなく、全体を見直すタイミングでもあります。

サイトの状態によっては、リニューアルしたほうが良い場合もあるでしょう。

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Googleは非SSLのサイトに対して警鐘を慣らし続けているだけでなく、あなたのサイトに対する見直しのきっかけを教えてくれているのかもしれませんよ。

 

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