現在では必須となっているSNSのマーケティング。うまく運用すれば、僅かなコストで集客できるメリットがある他、見込み客の獲得から信頼関係の構築、ブランディングなど、ビジネスの上でも重要な位置にあります。
FacebookやInstagram、TwitterなどSNSの運用を担当者している担当者。少規模の企業ではいくつも業務を兼任していたりと日々の業務に追われる場合もあることでしょう。
今回は、SNS担当者の負担を少しでも軽減すべく、他の担当者にも丸投げできる飲食店のFacebook投稿パターンを紹介します。
目次
SNSの運用を丸投げする為に共有すること
まずは、先日の『飲食店の集客に繋がる誰でもできるフェイスブック活用法3選』を理解した上で、丸投げできる環境を作る為には以下のことを他のスタッフも把握、理解しておかなければいけません。
Facebookページのターゲットとコンセプトの共有
担当者制にしてよくあるSNSマーケティングの失敗例として「複数の担当者がいる為、統一感がなくなった」「ブランディングのブレが生じた」が挙げられます。
これは担当者に非があるのではなく、社内全体で把握していない為にこういう事が起こってしまいます。
Facebookページのターゲットはどのようなものか、ページのイメージやコンセプトはどのようなものかを伝えるのではなく、きちんとマニュアルとして残し、いつでも共有できるような環境を作るべきです。
言葉で伝えるだけでは、長期間任せる際に少しずつズレが生じ、結局はその担当者の好みよがりのSNSに偏ってくる傾向にあります。マニュアル化し、最初の方は特に投稿する前にチェックを必ず入れるようにしましょう。
ではこれらを理解した上で、他の担当者にも丸投げできるように、飲食店のFacebook投稿パターンを作っていきます。
丸投げパターン①メインメニュー
丸投げ一日目は誰でもできるような「メニュー」の投稿です。撮影まで任せるのであれば、以下の4つのポイントも共有しておきましょう。
・そのメニューのウリが分かるような画像の撮影
・Facebookページでの統一している撮影アングルがあれば共有
・投稿時間の統一
・投稿リズムの統一
投稿するコメントの流れとして
1.そのメニューの魅力がわかるキャッチコピー
2.あいさつ
3.そのメニューのこだわりや特徴
4.その他のメニューの情報
5.クロージング
丸投げパターン②サブメニュー
投稿パターンの2つ目はサブメニューの紹介です。
投稿するコメントの流れとしてはメインメニュー時と変わりませんが、補足として4項目目のその他の情報に「このサブメニューと一緒に頼んで欲しいメインメニューの紹介」などメインメニューの投稿とは少しアレンジを加えます。
丸投げパターン③キッチンの様子や調理している画像
投稿3つ目はキッチンの様子や調理しているスタッフの画像を投稿しましょう。
お客様は普段あまりキッチン内の様子やキッチンスタッフとあまり接点を持ちません。こうした店の裏側のような様子をファイスブックページの投稿に盛り込むことで投稿フィードにメリハリを与えます。
投稿する際のコメントのポイントとしては、「この画像はどこなのか」や「出ているスタッフの情報」などをコメントに入れて、普段とは違うパターンで投稿してみましょう。
丸投げパターン④スイーツなどのデザートメニュー
丸投げパターン4つ目はデザートメニュー。
投稿するコメントの流れとしては他メニューと同様にコメントを投稿していきましょう。
また、コーヒーなど関連するドリンクも合せて紹介したり、一緒の画像におさめたりしてアレンジしましょう。
Facebookの投稿も画像が命です。複数枚投稿する際は目に留める画像を必ず、1、2枚目に設定することも忘れなく。
1.そのメニューの魅力がわかるキャッチコピー(食感や口に入れたらどう感じるかなど)
2.あいさつ
3.そのメニューのこだわりや特徴(使っている食材やポイント)
4.その他のメニューの情報(限定〇個や一日に△個でるなどの補足情報など)
5.クロージング
丸投げパターン⑤シェアしたら〇〇
そろそろFacebook限定の企画でも盛り込みましょう。
簡単な企画とすれば、投稿にシェアしてくれたら〇〇です。投稿には拡散してくれた方がより店の利益に繋がるような打ち出すメニューの投稿や、イベント告知と絡めての投稿が効果的です。
丸投げパターン⑥コメントしたら〇〇
投稿パターン⑤と少し似ていますが、狙いが異なります。
この投稿パターンはユーザーにコメントしてもらい、それに担当者が返答することで、長い間フォロワーの投稿フィードに表示させることを狙いとします。
Facebookのアルゴリズム上、投稿に何らかのアクションがあると公開範囲内で拡散する効果があります。それを利用した投稿パターンです。
シンプルにコメントしたら〇〇なんて、意味の分からない提案は避け、普段の投稿の最後に難易度高めのクイズを出して、正解したら何か特典を与えるといったサービスを付けるなどの応用を利かせましょう。
また、簡単なクイズは先に答えた方で終わってしまいますので、拡散効果の狙いが台無しです。簡単には応えられないような難易度が高いクイズにして、投稿フィードに長く表示させましょう。
クイズの本の1冊くらい経費で落とし、それで店の集客に繋がるなら安いものです。
最後に
これら1から6の投稿パターンを一定のリズムで投稿するのか、週毎に投稿の順序を変えるのかはFacebookページの運用のマニュアル化に沿って運用しましょう。
担当者には、Facebookページのインサイトを確認して分析させると共に、コメント管理も責任をもって任せることも大切です。
先に決まり事を決めてすり合わせ、今回の6パターンの様な投稿の内容のパターン化を図ることで、あなたでなくとも他のスタッフに丸投げして任せることができます。
コメントを残す