Googleアナリティクスの覚えておくべき用語(入門編②)

Googleアナリティクス 用語
投稿日:2018年10月27日 | 最終更新日:2018年10月31日

前回の記事「web担当初心者必見!Googleアナリティクスの導入手順と設定(入門編①)」に引き続き、初心者のためのGoogleアナリティクスの解説を致します。

今回は、引き続きGoogleアナリティクスでよく目にする用語の意味を理解すること、そして基礎的な使い方についてみていきましょう。

目次

Googleアナリティクスとは?(おさらい)

 

Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。

設定したホームページやブログのPV(ページビュー)、ユーザー数、セッション数など基本的なアクセス解析から、ユーザーの属性や新規、リピートの割合、サイト、ページの滞在時間、地域や性別、興味のあるカテゴリー、購買意欲のあるカテゴリー、集客チャネル・・・とにかく数多くの解析が可能なツールです。

引用:web担当初心者必見!Googleアナリティクスの使い方(入門編①)より

 

Googleアナリティクスの使い方

Googleアナリティクスでよく使う用語

前回の記事でも少し紹介したGoogleアナリティクスでよく使う、覚えておくべき基礎用語。

前回の記事を読んでいない方はまず読んでおきましょう。

「web担当初心者必見!Googleアナリティクスの使い方(入門編①)」

ページ/セッション

ページ/セッションは文字通り、ページビュー(PV)をセッション数で割った数値になります。

一回のセッションであなたのサイト内のコンテンツを何ページ見てくれたかを表しますので、このページ/セッションが多い程、「あなたのサイトを回遊してくれている」という目安になります。

ページ/セッション数を増やすために、関連記事や内部リンク、サイドバーなどを設置して、サイト内を回遊するデザインにしましょう。

ある程度のPVがあるにも関わらず、極端に1に近い場合は、早急に対処すべき項目です。

平均セッション時間

平均セッション時間はその名の通り、1セッションあたりの滞在時間を表します。

平均セッション時間が短い場合の対処法として、コンテンツ数、コンテンツのテキストのボリュームを増やすことを検討しなければいけません。

また、コンテンツの内容に画像が多い場合や、タイトルにそぐわない内容のコンテンツがサイト内に多い場合も、平均セッション時間が短いと考えられます。

具体的にどのページの滞在時間が長いのか、短いのかの詳細もGoogleアナリティクスで解析することができますので、チェックして改善しましょう。

また、平均セッション時間が少ない場合であっても、必ずしもサイトが悪い訳ではありません。

あるコンテンツのセッション時間が短くても、そのぺ―ジからコンバージョン(問い合わせや予約、購入など)に多く至っている場合もありますので、WEB担当者は平均セッション時間が短い理由を理解することが大切です。

直帰率

直帰率とは、1ページ読んでそのまま別のサイトに移動するか、ブラウザを閉じた場合にカウントされます。

直帰率が高い場合、ネガティブな内容としてはそのコンテンツ自体のテキストのボリュームが少なすぎる、検索してあなたのコンテンツのタイトルを目にし、クリックしたものの、タイトルに対して内容が伴っていない場合が考えられます。

その他、サイトが重すぎてページの読み込み時間が長い場合やサイト内の動線が分かりにくいなどのデザインの問題も直帰率が高くなる原因となりえます。

また、ポジティブな内容としては、検索ユーザーはその1コンテンツで知りたい情報を得たため、満足してページを閉じる場合もあります。

該当するコンテンツのボリューム、セッション時間、コンバージョン数を解析し、照らし合わせてある程度予測することができます。

離脱率

離脱率と直帰率の違いがイマイチ理解できていない方が多いと思います。

Googleアナリティクスでの離脱率とはそのコンテンツを見た訪問(セッション)のうち、そのコンテンツを最後に離脱した訪問(セッション)の割合を表しています。

New Visitor・Return Visitor

Googleアナリティクスの「ホーム」→「ユーザー」項目から「概要」をクリックすると確認できます。

New Visitorとは文字通り、あなたのサイトに初めて訪れた人を指し、Return Visitorは過去に訪れたことがあるリピーターを指します。

「概要」ページではこの新規セッションと、リピーターの割合もひとめで確認できます。

コンバージョン

平均セッション時間の項目で利用した「コンバージョン」とは、目標を達成したことを指し、コンバージョン率とはその割合を指します。

Googleアナリティクスでは「設定」→「ビュー」→「目標」にて設定できます。コンバージョンは各サイトの目的によって異なると思いますが、コンテンツを読んで、その後問い合わせた、購入したなどユーザーが何かアクションを起こす内容を設定するのも1つでしょう。

また、サイト設立時は特に、複数のコンテンツを読んでもらっているかをひとめでわかるように、PVを目標に設定するのも良いのではないでしょうか。

目標をPV3以上とすれば、3ページ読んだ方の割合を把握することができます。

チャネル

チャネルとは集客の際の媒体、経路を指します。

Googleアナリティクスにおける「チャネル」とは、あなたのサイトにどのような経路で訪れたかを表しています。

Googleアナリティクスでは「Organic Serch(オーガニックサーチ)」「Direct」「Social」「Refferal」に分けられ、解析します。

Organic Serch

Organic Serch(オーガニックサーチ)とはGoogleやYahooからの検索流入を指します。

このOrganic Serchの割合が極端に少ない場合は、SEO対策がきちんと行われていない証拠です。

検索からの流入の割合が多い場合、それだけ見込みユーザーが検索しそうなキーワードを用いてコンテンツを作成し、比較的検索上位に表示されている証拠でもあります。

Direct

Directとは参照元(流入元)のないアクセスを指します。あなたのサイトをユーザーがブックしており、そのブックマークからサイトに訪れた場合や、サイトのリンクを貼ったメルマガからの流入や、直接URLを打ち込んでの流入の場合などです。

Social

Socialとはソーシャルメディアを指します。GoogleアナリティクスにおいてのSocialはソーシャルメディアからの流入となります。FacebookやTwitterなどの投稿にリンクを貼っていた場合やはてなブックマークなども該当します。

SNSマーケティングが上手くいかない方の多くは、何かしら行うもののその後の数字の解析などを行っている場合が多くあります。自社のソーシャルメディアを運営していてる場合はこの項目にも注目しておきましょう。

 

Refferal

GoogleアナリティクスにおいてのRefferalとはSocial以外の参照元サイトからの流入を指します。

feedyやブログ村、人気ブログランキング、Gnosyからの流入も該当します。

not provided

not providedとはGoogleユーザーがログインしている状態のまま、検索してあなたのサイトに訪れた場合にもカウントされます。

GoogleはGoogleユーザーのプライバシーを守るためにSSLで通信を暗号化しますので、Googleユーザーがログインした状態のまま検索すると参照元が不明になるため、not providedとなります。

 

最後に

Googleアナリティクスの基本的な用語は理解して頂けましたでしょうか。

WEB担当者が初心者の場合、社内で何かと状況を聞かれることも増えてくると思いますので、しっかりと押さえておきましょう。

まずは用語を理解し、Googleアナリティクスを使ってあなたのサイトがどんな状態なのか、そしてこれからどう改善すべきかを企画し、検証します。

ホームページやブログは作ってからが始まりです。あなたの会社や店に1人でも多くのお客様が訪れるように。

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