内部対策、外部対策の2つのSEO対策のうち、外部対策にあたる「外部リンク」について解説します。
前記事「内部リンク」と一緒にSEO対策の参考にして頂けると幸いです。
目次
外部リンクとは
外部リンクとはあなたのWEBサイト以外の外部のサイトからリンクされることを指します。
別名「被リンク」「バックリンク」とも呼ばれており、SEOの外部対策において重要なものです。
自信で最適化できる内部リンクと異なり、外部リンクは自身で行うことができないため、実際のSEO対策としては「被リンクを得られるような行動をとる」ことと言えます。
2010年代前半に行われたGoogleのペンギンアップデートにより、当時の被リンク集めを目的として小手先の偽SEO対策はペナルティを受けるなど、リンクされる相手によっても影響が異なります。
以下Googleサーチコンソールにて解説されているリンクプログラムについてです。
PageRank または Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部とみなされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。
検索結果においてサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンク プログラムには、次のようなものがあります。
- PageRank を転送するリンクの売買。これには、リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りすることや、リンクに関して物品やサービスをやり取りすること、特定の商品について記載しリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を「無料」で送ることなどが含まれます。
- 過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
- アンカー テキスト リンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクル マーケティング キャンペーンやゲスト投稿キャンペーン。
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
- 第三者のコンテンツ所有者に対し、nofollow など PageRank をブロックする手段を必要に応じて利用するかどうかの選択権を与えずに、特定の利用規約、契約、または同様の取り決めの一部として、リンクを義務付けること。
つまり、上記に記載されていること以外の外部リンクは有効だということになります。
Googleの普遍的な順位評価に「高品質なコンテンツ」としているため、良質な被リンクはSEOに効果的だということに変わりありません。
外部リンク(被リンク)を増やす方法
それでは、SEOの外部対策である外部リンク(被リンク)を増やすにはどのようなことをを行わなければいけないのでしょうか。
①信用性の高いサイト・コンテンツを作成する
基本的に外部対策は「受けるため」の対策です。
あなたのWEBサイトの質を高める且つ、信用性の高いコンテンツを作成することは必然的なことです。
ただでさえリンクを添付する側のサイト運営者は、自社サイトに他社のサイトのURLのリンクを添付するため、サイトから離脱してしまうリスクを負います。
そのリスクを負ってでも自身のサイトの信頼性を上げるためにあなたのサイトのURLを設置する、これが外部リンクの設置理由です。
外部リンクの獲得のために良質なコンテンツを作成しようといった安易な考えでなく、対象とするユーザーにとって高品質なコンテンツを作成することが基本中の基本です。
目先の利益のためだけに本質を見失わないように注意しましょう。
②SNSから流入するユーザーからの外部リンクで増やす
勘違いする方も多いので先にお伝えしますが、SNSのシェアは外部リンクとして認識されません。
例えSNS上で多くのいいねやシェアを獲得したとしても、サイトへのPVや認知には影響されますが、直接的な外部リンクとしての影響はなく、あくまでも検索流入とは別の流入先としての役割とします。
SNSからあなたのサイトやサービスの認知するきっかけ、サイトに訪れてからの外部リンクの獲得のきっかけとして目指す対策です。
①、②どちらにしろ高品質なコンテンツの作成は欠かせないことがわかるでしょう。
理解しておくべき良い被リンク・悪い被リンク
いくらSEOに外部リンクが効果的だといっても、必ずしも全てとは限りません。
そこで、今回を機に、SEOに良い、悪い外部リンクも理解しておくべきです。
SEOに効果的な良い外部リンク
「外部リンクを設置するサイト、コンテンツ自体も高品質である」これに尽きます。
関連性の高いサイトのリンクは良いリンクと言えますが、関連性のないサイトや低品質なサイトからの被リンクは、かえってあなたのサイトへ悪影響を及ぼすことは覚えておきましょう。
SEOに悪影響を及ぼす悪い外部リンク
- 自動生成された(ワードサラダ)サイトからの被リンク
- 無断複製されたサイトからの被リンク
- キーワードが乱用されたサイトからの被リンク
- スパムサイトからの被リンク
- 隠しテキストや隠しリンクのあるサイトからの被リンク
- アダルトサイト
というような、低品質なサイトからの被リンクはあなたのサイトの品質を下げる可能性が多くあります。
被リンクの確認方法
外部リンクを獲得したとしても、通知が来るわけではありませんので、各自でリンクを設置しているサイト、ページを確認しなければいけません。
確認するツールには「Google serch console」を用いましょう。
管理画面の「リンク」をクリックすると外部リンク、上位のリンク元サイト、上位のリンク元テキストと詳細、内部リンクを確認することができます。
特に外部リンクの詳細を確認し、どんなサイトのどのページにあなたのサイトやページのURLが設置されているかがわかります。
この際、サイトの品質が著しく悪い場合は、注意が必要です。
悪質・低品質なリンクを削除する
普段からサイトの分析ツールとしてGoogle AnalyticsとGoogle serch consoleを使用していると思いますので、被リンクの確認作業は比較的早期にできると思います。
もし、悪質、低品質な被リンクを受けた場合は、Google側に申請し、削除してもらうことが必要になります。
被リンクの削除方法
用いるツールは「Google serch console」で削除申請を行わなければいけません
以下のリンクより削除申請しましょう
その際、該当するURLをテキストファイルに保存し、アップロードする必要があります。
注意しておきたい相互リンク
被リンク数を増やす目的として、知り合いのサイトや募って得た相互リンクも注意しておきたいものです。
お互いにとって外部リンクを獲得するためメリットとして捉えそうですが、相互リンクの相手がSEO目的だけに作られたようなリンクサイトであれば話は別です。
しかし、通常の企業サイトやブランドサイトとのリンクは低質でなければペナルティの対象とはなりませんので、お間違えなく。
SEOに効果的な外部対策まとめ
- ユーザーファーストを徹底し、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成する
- 他サイトが参照元として選ばれるような更新質なコンテンツを作成する
- SNSを用いて、あなたのWEBサイトの認知活動を行い、外部リンクのきっかけを増やす
- 悪質なサイト、低品質なサイトからの被リンクは「否認ツール」を使用して削除申請する
自身で手を加えることができない外部対策だからこそ、外部リンクはユーザー、Googleからの評価対象として重要だということには変わりません。
そのためにも日々のコンテンツ作成を計画的に行い、定期的に改善を図ることが大切です。