すでにリピート対策の手段の1つとしてLINE@を導入している方にはLINE@からアナウンスがはいっているように2018年11月以降よりこれまでのLINE@から料金プランや機能などLINE@の仕様が一部変更となります。
今回はこれまでのLINE@、そしてこれからのLINE公式アカウント(LINE@から名称変更)について解説していきます。
これから開設する内容は以下の様な方向けに情報をシェアしていきます。該当する方はこれを機に理解していきましょう。
・LINE@の開設を検討している方
・すでにLINE@を開設しており、今回のサービス統合について詳しく知りたい方
目次
LINE@のサービス統合と移行のスケジュール
まずはLINE@のサービス統合に伴う概要と、移行のスケジュールについて解説していきます。
LINE公式アカウントへの移行一時停止時期
4月26日~5月7日までの期間はLINE@のサービス移行が一旦休止となります。
LINE公式アカウント移行手続き再開時期
5月中旬から5月下旬頃にすべてのアカウントからLINE公式アカウントへの移行が可能となりますので今しばらくおまちください。
また、もしすでにLINE@のアカウントを開設していて、今回の移行作業を行わない場合でもLINE@側から強制的にサービスの移行を行う予定となっています。(8月19日~9月30日)
この際、これまで利用していたプランからフリープランへ移行されますので、各自ご希望のプランへと選択し直してください。
LINE@の移行方法
LINE@の移行方法は、現在使用している管理画面である「LINE@Manager」より簡単に移行することができます。
移行に当たっての注意点を記事下部にて開設していますので、読み終わってから移行作業を行ってください。
これが新しいLINE公式アカウント これまでのLINE@からの変更点
今回の公式アカウント、サービスの統合によっていくつかサービスや料金に変更があります。
LINE公式アカウントの新料金プランと使用できる機能
まずは料金プランから。これまでのLINE@の料金プランは「フリープラン」「ベーシックプラン」「プロプラン」といった3つのプランが展開されていましたが、2018年11月より「フリープラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3つに変更されています。
また、以前はプランによって使える機能が異なる点、プランによって配信数の制限、無制限等が適用されていましたが今回のサービス統合にあたり、メッセージ配信を配信通数に応じた従量課金制に変更されています。
各種機能については以前紹介した関連記事もしくはこの記事を読み進めてご確認ください
>>初心者向けLINE@の使い方【2019年保存版完全マニュアル】
・プレミアムIDの初年度料金を値下げ
・タイムライン投稿を全てのプランで無制限で利用可能に
・これまで有料プランでの利用に限られていた機能を全てのプランで利用可能に
・メッセージ配信を配信通数に応じた従量課金制に
また、以前はプロ(API)プラン(月32400円)のみでしたが今回からどのプランであってもMessenger APIを利用できるため、外部の拡張機能を関連付けることができるようになりました。
有料プラン変更時の日割り料金について
これまでフリープランを利用していた方、そのままにして公式より強制的に移行した場合は全て「フリープラン」になりますが、その後ライトプランやベーシックプランにプラン変更する際、月の料金は以下の様な日割り計算となります。
その月が何日までなのか、変更した日が何日なのかで異なりますので下記表にてご確認ください。
ライトプランに変更した場合
ベーシックプランに変更した場合
プレミアムIDとは
LINE@におけるプレミアムIDとは18文字の任意のアカウント名がつけれるようになります。
通常はベーシックIDという@の後に3桁の数字と5桁の英字がランダムに付けられます。
LINE@プレミアムIDにすることでのメリット・デメリット
①@hanjomarketingというようなサービス名を規定文字数内であればつけることができるのでユーザーが検索して見つけやすい
②ユーザーが覚えやすい
③ブランディングの1つとなる
④月額料金は別途発生する(月1200円 税別)
その他の変更点
サービス統合後のLINE@ではその他にも以下が変更になります。
サービス名
変更後、LINE公式アカウントに名称が変わります。
アカウントタイプ
これまでのLINE@のアカウントタイプでは「LINE公式アカウント」と「LINE@」の2つでしたが、以下の様に変更になります。
変更前 | サービス統合後 | ||
サービス名 | アカウントのタイプ | サービス名 | アカウントのタイプ |
LINE公式アカウント | なし | LINE公式アカウント | プレミアムアカウント |
LINE@ | 認証済みアカウント | 認証済みアカウント | |
一般アカウント | 未認証アカウント |
LINE@サービス統合後の管理画面
LINE@サービス統合後の管理画面はこれまでの「LINE@manager」から「LINE Official Account Manager」へ変更になります。
すでにLINE@を開設している方はLINE@managerの管理画面よりLINE Official Account Managerへ移行手続きをしてください。
LINEサービス統合による注意点
その他にも今回のLINEサービスの統合によっていくつかの注意点があります。
・移行後の利用規約は「LINE公式アカウント利用規約」が適用されます。
・移行手続きは管理者ユーザーなら誰でも移行可能。
・移行手続き中はLINE@アプリが使えません。(数十秒から数分程)
・移行手続きをすると以前のLINE@に戻すことができません。
・移行後は以前のPC管理画面、管理アプリは使用できません。
・先述した期間で強制移行を行いますが、事前告知はされないためご自身で移行手続きを推奨します。
・追加メッセージを送る場合には追加メッセージ数の上限設定が必要。
・上限を超えてメッセージを送信しようとするとメッセージ配信が停止します。
・連続配信のようなメッセージの配信方法では上限を超えてメッセージが配信されることがあるが、あくまでも上限は目安です。
・「ライトプラン」「スタンダードプラン」を利用中、追加配信上限を0にしていても利用状況に応じて追加料金が発生する場合もある。(配信数の境目は注意)
・フリープランからライトプランやスタンダードプランへの変更は即時適用される(日割りでコストを確認)
管理者必見!LINE@の料金支払いや追加料金のタイミング
これまではプラン毎に配信数が定めされており、超えると配信できませんでしたがサービス統合にあたり、プラン内の配信数を超えると追加で料金が発生する「従量課金制」が適用されます。
「以前より高くなって不便になったのでは?」とLINE公式アカウントの運用を懸念される方も少なからずいると思いますがそうではありません。あなたの店や企業の規模に応じてプランを選べばさほど問題視することはないでしょう。
また、プラン毎に定められた配信数を超えて追加料金を若干払う方が、プランをアップして月額のランニングコストが増えるよりもコストを抑えることができる場合も多くあります。
ここでマーケティング担当者やLINE公式アカウント運用担当者は「利用金を支払うタイミング」や「追加料金のタイミング」も気になる事でしょう。
支払いのタイミングはプランの料金は「月初払い」、規定配信数を超えた場合のみ発生する使い料金は「月末締め翌月の10日」に請求が発生します。
LINE公式アカウントの追加料金対象と対象にならないメッセージの種類
更にマーケティング担当者及びLINE公式アカウント運用担当者が把握しておきたい追加料金の対象と非対称のメッセージの種類。
覚えておかないと、「オーナーや上司にコストは抑えろとの指示でメッサ―ジが送られなかった」「コストを気にし過ぎて非対称なのにメッセージを控えていた」など、せっかく売上を上げるための施策として取り入れているLINE@を無駄にしてしまう可能性もありますのでしっかりと覚えておきましょう。
LINE公式アカウントの追加料金対象メッセージの種類
LINE公式アカウントの追加料金緒対象になるメッセージは「ターゲッティングメッセージ」及びMessaging APIの「Push API」「Multicast API」です。
つまり、お友達に一斉に送るメッセージ(画像やスタンプを含む)は規定数を超えれば追加料金の対象となります。
LINE公式アカウントの追加料金対象にならないメッセージの種類
・チャットの送受信(個別のやりとり)
・自動応答メッセージ
・キーワード応答メッセージ
・友達追加時のあいさつ
・Messaging APIの「Reply API」
以上です。上記は配信数にカウントされませんので大いに使用しましょう。
覚えておこう!LINE公式アカウントのメッセージ配信数定義
LINE公式アカウントのメッセージ配信数の定義をしっかり理解することで、変に控えたり、過剰に送ったりといったロスを未然に防ぐこともできます。
変更前 | サービス統合後 |
1通=ターゲットリーチ1人に送るメッセージ(1吹き出し) ※一度の配信で最大3通(3吹き出し)まで配信可能 ※Massaging APIの場合は最大5通(5吹き出し)まで配信可能 |
1通=ターゲットリーチ1人に一回送るメッセージ 吹き出し数に限らず一回で1通 ※一度の配信で最大3通(3吹き出し)まで配信可能 ※Massaging APIの場合は最大5通(5吹き出し)まで配信可能 |
上記表でわかるようにこれからは一回に送るメッセージ=1カウントとされるため、ユーザーへのアプローチもより濃いものが配信が可能となりました。
特に予算が限られている中小企業や店舗運営者にとってはかなりありがたいですね。
最後に
LINE@→LINE公式アカウントへのサービス統合によるスケジュールや料金プラン、移行による注意点などは把握できましたでしょうか?
繁盛マーケティングではLINE公式アカウント(旧LINE@)の開設からサポート、運用代行などのサービスも展開していますので、運用をお考えの方はぜひ一度サービスページにてご確認ください。
LINE公式アカウント管理画面操作マニュアル
- LINE公式アカウントを開設したもののパソコンに疎く、全く使いこなせていない
- 一応お客様に登録してもらっているが、どうやって何を配信したらよいかわからない
- LINE@から移行後、操作がわからなくなって困っている
サービス統合後新しくなったLINE公式アカウントの操作を項目別に解説した無料レポートです。
管理画面に沿って「LINE公式アカウントではどういうことができるのか」「こういったメッセージを配信したい」「このようなメニューを設置したい」など困った時の操作マニュアルです。
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