Facebook担当者は知っておこう!ニュースフィードのアルゴリズムと機能2020年最新版

フェイスブック アルゴリズム
投稿日:2019年5月29日 | 最終更新日:2020年1月4日

マーケティング担当者、または専任でなくとも会社や実店舗にてSNSを担当しているあなたが、これからSNSの運用をもっと効果的にするために理解しておくべきアルゴリズム。

今回はSNSの中でもFacebookのアルゴリズムについて解説します。

目次

Facebookのアルゴリズムとは

まず、SNSはじめPC、SEOに詳しくない方にとって言葉自体は聞いたことがあるものの、いまいち把握しきれていない方も多いアルゴリズム。

専門用語を並べてもなかなか理解しにくいと思いますのでかみ砕いて説明すると、アルゴリズムとは、「ある問題に対して解決するための手順や方法」と捉えておきましょう。

Googleのアルゴリズム(YahooはGoogleのアルゴリズムを採用)で例えると、Googleユーザーが検索する際、検索キーワードに対して、どのコンテンツを上位に表示するかという仕組みです。

核となるアルゴリズムはあるものの、細かなアップデートを繰り返すため、検索順位の変動があるのはこのためです。

また、FacebookではGoogleの場合と少しことなり、ニュースフィードでフォローしている人やいいねを押しているFacebookページ、あなたが興味を持っているジャンルの広告など、どの順番で表示するかを決める仕組みです。

参照関連記事:担当者は知っておくべきInstagramのアルゴリズムの基礎2019年最新版より

 

Facebookのニュースフィードで重視される3つの要素

Facebookの発表によると、Facebookのニュースフィードのアルゴリズムでは大きく3つを重要としています。

「ユーザーが求めている情報かどうか」

まず、Facebookのニュースフィードで重視されるもののなかで「ユーザーが求めている情報かどうか」。クリックしたり、いいねを押したりといった数値だけでは、ユーザーにとって本当に必要な情報かどうかなど図ることができません。

Facebookでは、クリック数やいいねの数だけで判断するのではなく、実際にそのニュースをどれだけ読んだのか、どれほどの時間そのページに滞在したのかを計測し、判断基準の1つとしています。

「友人や家族の情報」

そもそもFacebookは家族や友人をつなぐプラットフォームとして開発されました。

そのため、本来の目的であるように、家族や友人など身近な人の情報を優先的に取り扱います。更に、その中でもより有益情報やエンターテイメント性に富んだニュースフィードを重視するとしています。

「アイディアの発見としてのプラットフォーム」

3つめの要素としてFacebookは「アイディアの発見としてのプラットフォーム」を目指しています。

ニュースフィードにおいて、だれもが知るべき内容ではなく、その人自身が求めているアイディアの発見に繋がるようなプラットフォームにするため、該当すると判断されたニュースフィードは優先されます。

Facebookのアルゴリズムのアップデート

Facebookのアルゴリズムアップデート

私たち含め、マーケティングに携わる方にとって、Googleアルゴリズムのアップデートはもちろん、Instagramのアルゴリズム、Facebookアルゴリズムなど変化に対して理解し、柔軟に対応していかなければいけません。

そもそも、Facebookのアルゴリズムを詳しく知らない、また最近担当し始めて学んでいない方のために、ここ数年に行われた大きなアップデートを紹介します。

ここ数年のアップデートで言えることは大きく2つあります。一つは「関連性の高い、価値のあるコンテンツを提供する」、もう一つは「フェイクニュースを中心とした価値の低いコンテンツの排除」です。

Facebookがどんな機能を用いて、どんな風にニュースフィードに反映するか。根本を理解することで、今後あなたが投稿する内容の参考にもなりますので、是非この機会に知っておきましょう。

※Facebookはよりユーザーの利便性を高めるため、Googleと同様にどんどんアップデートしていきます。

これより紹介するのは直近のアップデートから遡ったものです。また、更にアップデートが行われた際はこの記事も随時更新していきますので、はてなブックマークやリンクを保存しておくと便利ですよ。

2019年5月 友人知人の投稿と有益なリンク投稿に高い評価

まず、現在で最も新しいアップデートは2019年5月16日に行われた「友人や知人の投稿、並びに有益なリンク投稿」に対して高い評価をするというものです。

ただし、ただ友人や知人の投稿がニュースフィードにたくさん並ぶのではなく、その中であなたのとって有益な投稿が表示されやすいようになるというものです。

2019年3月 Why am I seeing

続いては2019年の3月31日に行われた「Why am I seeing」。つまりなぜこの投稿があなたに表示されているのか?がわかる機能です。

Facebookのアルゴリズムには、投稿から間もない情報やあなたの友人や知人の中で話題になっているニュース(いいねやシェア、クリック、滞在時間が長いもの)対して優先的に表示されるようになっています。

アメリカ版FacebookではWhy am I seeing、日本語版Facebookには、投稿の右上の「・・・」をタップ(クリック)すると「この投稿が表示される理由について」という項目が出てきます。

詳細を確認することで、なぜあなたのニュースフィードに表示されたかの理由がわかるというアップデートです。

2018年6月 キーワードに関連する投稿の非表示

2018年6月27日に行われたFacebookのアップデートでは、キーワードやユーザー、ページ、グループの投稿を30日間非表示することができる機能です。

友達やフォローから外すのではなく、あくまでも一時的に設定したキーワードやユーザー、ページ、グループの投稿を非表示にして、あなたがFacebookを利用する時間を有意義にする目的のアップデートです。

2018年1月 ユーザー評価をニュースの信頼度に反映

2018年1月20日にはユーザーが信頼できる有益且つ、地域にの情報を受け取ることができるようなFacebookのアルゴリズムを追加しました。

このことに関してはFSNSの拡散の可能性から、Facebook自体がより信頼性を高めるプラットフォームでなければならないためとacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏自ら言及しています。

2018年1月 企業ページよりも友人や家族の投稿を優先

2018年1月11日のアップデートでは、あなたの友人や家族の投稿を企業ページよりも優先してニュースフィードに表示する目的のものです。

Facebook設立からの目的である友人や家族との繋がりを強めるプラットフォームであるとしており、2017年より急激にFacebookページをマーケティングツールとして活用する企業が増え、ニュースフィードが企業ページばかりの表示になるのを避けるために行われたものです。

2017年12月 エンゲージメントバイトに対して低評価

12月18日に行われたアルゴリズムのアップデートでは、エンゲージメントバイト、つまり「〇〇な人はいいね」というとうな投稿内容にいいねを促しを繰り返し行うアカウントに対して低い評価を下します。

これにより、エンゲージメントバイトを行う企業や広告主は、ニュースフィードに表示されにくくなりました。

2017年8月 フェイクニュースの反復投稿を阻止

2017年8月28日のアップデートでは、特にフェイクニュースに関してFacebookが敏感に対応します。

Facebookの目的として、「悪質なスパムの排除」「フェイスニュースの普及の抑制」「ユーザーがスパムやフェイクニュースを見た時に正しい判断ができるようにサポートする」ものとします。

2017年8月 クリックベイトを阻止

2017年8月17日は「クリックベイト」に関するアップデートです。

クリックベイトとは「うっかりクリック」してしまう行動を指します。動画の再生ボタンのマークを画像に作り、ユーザーが動画と勘違いしてクリックするように仕向ける広告主や企業が増えたため、ユーザーをこのクリックベイトから守るため、このような投稿に関して低評価を下します。

これは悪質な業者に対する処分として行われたアップデートのため、正しく運用している企業ページに関しては何も問題ありません。

2017年 8月 ニュースフィードのUI向上

2017年8月15日にはFacebookのUI自体をより使いやすくしたアップデートを行っています。

特にスマホユーザーは、これまでのFacebookのコメント、いいねボタン、シェアボタンが小さく、PCでの利用と比較して使いにくかったためです。

今回の目的はページのトラフィックやリーチではなく、あくまでもFacebookユーザーの利便性を高めるためのものです。

2017年8月 目視とAI導入によりクローキングを激減

2017年8月9日に行われたFacebookアルゴリズムのアップデートのテーマは「クローキング」に関するものです。

クローキングとは、Facebook内で検索をした際、検索キーワードとは全く異なる内容の検索結果の表示してしまうことを指します。

悪質な企業は、実際の内容とは異なるページにも関わらず、検索結果に潜り込み、ユーザーがクリックすると広告やウイルスを仕込んだぺージへ移動させるものもいます。

こういった悪質な企業からFacebookユーザーを守るために行われたアップデートです。

2017年8月 スピードアップデート

2017年8月2日のFacebookのアップデートでは、「スピードアップデート」と題したものです。Googleのアルゴリズムでは2018年7月に本格的にスピードアップデートを行い、スマホユーザーが増加するに伴いランキング要素に取り入れましたが、Facebookではそれよりも早く、Facebookのニュースフィード内において、読み込みの早いページ程表示されやすくなりました。

ホームページ制作やブログなどコンテンツ制作に慣れていない方に多い、「画像サイズの最適化」。無駄に大きい画像は読み込み時間がかかるため、ユーザーにとってストレスがかかるだけでなく、Facebookの表示にも影響を及ぼすので充分注意するようにしましょう。

2017年6月 有益なリンク投稿の表示を多く表示

2017年6月30日に行われたFacebookアルゴリズムのアップデートでは、ユーザーにとって有益な情報(興味のあるもの、身近な友人や家族の内容)に関して、ニュースフィードに多く表示させると言ったものです。

2017年5月 低価値のWEBページへのリンクを減らす

2017年5月10日には低い価値とみなすリンク投稿の表示をニュースフィード内では少なくするといったものです。扇動的な内容やフェイクニュースを含む内容のリンク投稿と見なされたものは友達や企業ページにいいねを押しているユーザーに届かいないものです。

Facebookのニュースフィードの投下するコンテンツ、並びにリンク先のコンテンツ内容には充分気を配り、少しでも多くの投稿がきちんとニュースフィードに憑依されるようにしたいものです。

2017年4月 関連記事を表示する

2017年4月25日のFacebookアルゴリズムのアップデートでは、ニュースフィード上で話題になってる投稿に関しての関連記事を下部に表示する機能を追加しました。

このアップデートによって、Facebookユーザーがより興味があるジャンルの情報を集めやすくなりました。

テスト機能のため、今後新しい形にアップデートされるか、後に廃止されるかはユーザーの反応次第で変わってくるでしょう。

2017年1月 タイムリーで精度の高いコンテンツを優先して表示する

2017年1月31日にアップデートされた「タイムリーな表示」。

興味のあるジャンルや自分に関わりのある方の投稿が優先的に表示されるといったものです。

また、記事がスパムかどうかを判断するアルゴリズムも組み込まれていますので、低質なコンテンツや悪意のあるコンテンツは表示されなくなります。

最後に

ホームページやブログなどのコンテンツはGoogleのアルゴリズムのアップデートを、FacebookにはFacebookのアルゴリズム、InstagramにはInstagramのアルゴリズムとそれぞれで異なるものの、共通していえるのは「ユーザーファースト」であるということです。

フォロワーや検索ユーザーのとっていかに有益であると共に利便性の高いコンテンツこそがより手に届く位置に表示されていきます。

マーケティング担当者並びにSNS担当者は、今夏のFacebookのアルゴリズムはじめ、利用しているツールのアルゴリズムの変化には敏感に対応し、より良いコンテンツを多くのユーザーに広めていくことを目指しましょう。

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